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Pico移行にまつわるあれこれ

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正規表現による置換と使い捨てPowerShellスクリプトと手作業による力技でデータの移行を済ませました。コメントもサルベージして、旧ブログへのリンクも新リンクへのそれに更新。iOSからのアクセスが意外にあるのでなんちゃってレスポンシブ対応も行いました。旧ブログへのアクセスの新ブログへのリダイレクト設定が残っていますが、まあこちはぼちぼちと。

メモとして、移行に際して気づいた点を以下に。


excerptの簡易日本語対応

Picoは一覧表示用にexcerpt(抄録、抜粋)を作成する機能を実装していて、$config['excerpt_length']の設定値で長さを調整できますが、これは空白(U+0020)で区切って数えた要素数の上限の設定なので、そのままでは日本語には向きません(空白が含まれないと全文出てしまう)。処理自体はlib/pico.phpのlimit_words関数で行っているので、対応するにはこの関数を変更します。私は手抜きで空白で分割する(explode関数を呼びだす)前に句読点のうしろに空白を挿入するようにしました。

Pico on lighttpd

PicoはPHPが稼動してURLリライトの機能のあるすべてのWebサーバーで動作します。私がサイトのWebサーバーとして利用しているlighttpdでももちろん問題ありません、が、Apacheのようにディレクトリごとに設定ファイルを用意できる形式ではないので設定ファイル(lighttpd.conf)を書き換える必要があります(同梱の.htaccessは使いません)。記述例はGitHubのチケット#42が参考になります。

lighttpdのURLリライトとURLリダイレクトの関係

lighttpdはURLリダイレクトの処理を行う前にURLリライトの処理を行うので、リダイレクトの処理対象とするパスはリライトの処理対象からはずす必要があります。そのためにはリダイレクトのほかにリライトの設定も追加します。Docs ModRewrite - Lighttpd - lighty labsのWith mod_redirectの項が参考になります。


以上、参考になりましたら幸いです。

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