ここしばらく私用で簡単な印刷文書を作るときはLyXを使ってます。これはデータは製品・環境依存にしたくない、しかしLaTeXのコマンドは手でタイプしたくない、というヘタレな理由によるもの。LaTeXで日本語文書を作成するときは改行と行頭空白のあつかいがめんどうで、LyXでもその点に変わりはないのですが、このところ作る文書はA4数枚程度なのでよくチェックすることで回避。Wordでオートフォーマットされるよりはずっとましです。

 このLyX、書き出しはもちろん読み込みでもプレーンLaTeXファイルをサポート対象としているのですが、残念ながらそのままでは日本語を含むファイルを正しく処理できず、LyX自身で書き出したファイルを読み込んでも文字化けが盛大に発生してしまいます。LaTeXはUNICODEより古い由緒正しいソフトウェアなのであたらしい文字集合・符号化方式が取りあつかえなくてもまあしかたがないかと思っていたのですが、LyXを2.0から2.1にバージョンアップしたら画面にメッセージが表示されるようになって原因が判明。ISO 8859-1として解釈されるためでした。なるほど。
 tex2lyxによるものとの説明もあったので検索してみたところ別プログラムとして存在することが判明、設定を確認することで無事対応できました。具体的には次のとおり:

  1. 「ツール」メニューの「設定」を選択。
  2. 「設定」ダイアログが表示されるので、左側のツリーから「ファイル処理」-「変換子」を選択。
  3. 「変換子の定義」リストボックスで「LaTeX(plain) -> LyX」を選択。
  4. 「変換子」テキストボックスでtex2lyxの引数に-e UTF-8を追加(tex2lyx -e UTF8 -f $$i $$o
  5. 「修正」ボタンを選択後「保存」ボタンを選択。

 これで無事読み込めるようになります。Lyx 2.1だとメッセージ表示が残ってしまうところが玉に瑕ですけど。

 以上、ご参考になりましたら幸いです。さて、Pandocをもうすこし追いかけるか……

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