気まぐれメモランダム / でたらめフィードバック

2019年の投稿

チップチューンに挑戦!のはずが…… - M01D新曲"Marine snow reflection"公開

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……どうしてこうなった。 Marine snow reflection(Processing + GLSL study) そんなわけで M01D の新曲、"Marine snow reflection"を公開しました。 冒頭のシーケンスフレーズを思いついて、これは全部シンプルな波形で構成するのがいいよね、と言うことで矩形波とか鋸波とかサイン波とかばっかり選んで形作っていけばチップチューンになるだろう、と甘い見込みを立てて進めたところ、どういうわけか最終的には似ても似つかないものになりました。あれえ?……まあテンポ感とかトレモロがないとかいろいろ原因はあるわけで、自分がジャンルベースでものを作っていないことをあらためて意識した次第。…
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Slack incoming webhook URLの作成方法(2019年版)

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こちらではお知らせしていませんでしたが、先日working-time-aroundSlackへの投稿機能を追加しました。外部アプリからの投稿は削除できないのでより強固な証跡が残せます……というのはともかく、実装にあたってちょっととまどったのが投稿に必要な情報の作成方法。Webを検索したところどうも最近になって仕様が変わったようで、古い仕様の解説や新旧の仕様の混在した解説が目につきます。人に伝えるにあたり新仕様の手順を整理したので、せっかくなのでこちらにも記録として残しておきます。次のとおり:
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Parcelは便利、でもJestを使うなら……(追記あり)

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working-time-aroundではバンドラーにParcelを採用しました。試してみたかった、設定作業はしないに越したことがない、というのがその理由。実際に試してみるとなんにも準備せずに実行できる手軽さは圧倒的ですね。手放しでほめたくなります……が、ちゃんと開発するにあたってはおおきな落とし穴が。 Jest使いはじめて気がついたのですが、Jest はbabelと協調して動くので、Parcel では不要な babel の設定も Jest 用に用意しないといけないのでした……だったら…
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MDC React v0.15の全面採用は時期尚早(追記あり)

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2020-01-19(Sun)追記: 昨年 11 月に MDC-React is no longer under active development と宣言されていました。アップデートされないと思ったらそういうことだったのか…… working-time-aroundでは UI ライブラリとしてMaterial Component for React(MDC React)を採用しました。バージョンは v0.15 とまだメジャーバージョンはリリースされていませんが、ベースとなるMaterial Component for the Webが今年二月に v1.0.0 リリース後 v3.2.0 まで順調に版を重ねているので問題なかろうと判断してのこと。しかしこれはちょっと時期尚早で、まだまだ気軽に使うというわけにはいきませんでした。以下覚え書き。…
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個人用勤怠記録Webアプリ"Working time around"公開

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主に個人の勤怠記録を目的とした Web アプリケーション、"Working time around"を GitHub に公開しました。 working-time-around Web アプリケーションといいながらサーバーサイドの処理をまったく行わずデータはブラウザに保存する Single Page Application(SPA)なのでビルドを適当なホスティングサービスに置けばそれだけで動きます。ライブデモを Azure Storage に用意したのでどんなものかはそちらでおたしかめください。
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「空切り裂くあの光探し」 - M01D+GUMI新曲"星屑降る地より"公開

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――「かすかな望みをいま放つ」 星屑降る地より というわけで M01D+GUMI の新曲、"星屑降る地より"を公開しました。 拙作にreminds me of the synth in bjork tracksとのコメントをいただいたこともある私ですが、ビョークは
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マニュアルを読まない私のためのTracktion Waveform小ネタ集(バグ編)

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Artisan Collectionを魅力的に感じつついまだにWaveform 10にアップグレードせずWaveform 9を使い続けている私ですが、バグに遭遇するとやっぱりアップグレードすべきかと気持ちが傾きます……もっともあたらしいバージョンでバグが修正されているとはかぎらないわけですが。 というわけでひさしぶりのWaveform小ネタ集は誰かの役に立つやも知れぬと考えて私の把握しているWaveform 9のバグの話。

ボリュームオートメーションが正常に動作しない

これは確実に発生するわけではないのですが、ボリュームのオートメーションを設定するとボリュームがオートメーションの最後の値に固定されてしまうことがあります。トラックに設定してもクリップに設定しても同じ。私は(圧縮の効率が多少よくなるだろうとの判断で)余計なノイズをなくそうとよくクリップ終盤のボリュームを絞るのですが、このバグに見舞われると再生でもレンダリングでも出力なしになってしまいます。私の使いかたではたいした影響はありませんが、見舞われたらけっこうこまる人もいるのでは?…
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Processing製GLSLホストプログラム、SoundVisualShaderBase公開

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主にインストの拙作のYouTube公開用動画生成に用いることを想定したProcessingプロジェクト、SoundVisualShaderBaseをGitHubで公開しました。 SoundVisualShaderBase 先のエントリにあるとおり最近GLSLでの映像生成に手を出しはじめたので、SoundPotentialFrameからGLSLのホスティングに必要な機能を抜き出したみたいなプログラムです。コードを読めばわかるとおり、GLSLファイルを読みこんで音声を再生、再生時の各種の値をGLSLに渡して描画、くらいしかしてません。GLSLのホスティングとかいいながらフラグメントシェーダーにだけ対応、バーテックスシェーダーには未対応で、ライブローディングもできないので、何のためのプログラムなのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、複数フィルターを取りあつかえるようにしたので再生中にそれらを抜き差しするだけでもそれなりに楽しめます。動画生成用の静止画出力も可能です。実用的に使うには強力なマシンスペックが必要ですが………
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Let's vibrate & ray marching! - M01D新曲"Running on the fence"公開

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というわけで M01D の新曲、"Running on the fence"を公開しました。 Running on the fence(Processing + GLSL sound visualization study) フレーズの断片がたまっている状態なのですこし片付けないと、ということで 2018-03-19(Mon)にメモしておいたベースとドラムのパターンを引っぱりだしてきて完成まで持っていきました。最近作成していた四つ打ち系の曲はベースを動かさないことが多かったのでそこは意識して変えて、構成も手癖にしないようにして、とは言ったものの劇的に違うというほどではないですね、むう。ビブラートや時間的変化のある音色を選んで、自分では聴いていて心地よい曲になりました。M01D の音色にビブラートのかかるものがあると気づいたのはいつだったかなあ。…
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Happy birthday and 10th anniversary, GUMI! - M01D+GUMI新曲"薄夢の天使たち"公開

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というわけで M01D+GUMI の新曲、"薄夢の天使たち"を公開しました、昨日。 薄夢の天使たち 前回「次は歌ものを目指したいところ」と書いたものの特に進行中のネタがあったわけでもなく、さてどうしたものかと過去のフレーズの断片をいろいろ聴きかえして、2017 年 3 月記録のフレーズを引っ張りだしてきました。A メロとリズム隊だけでドラムがいまの耳で聴くとちょっと違う感じだったのでまずドラムを詰めて、その後全体の構成をおおまかに決めてミュートギターを入れ、その後シンセ系を入れていったみたいな感じです。さすがに手癖がすぎるか、とできあがってみてちょっと反省。…
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あまり知られていない様子のYAMLのあれとかこれとか

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各種設定ファイルのフォーマットとしていまやすっかり定着した感のあるYAMLですが、単なるフォーマットの一種としてしか思われていない節もあり比較的初期から注目していた人間としては残念なかぎり。そこで知っていると役にたつかもしれないトピックをいくつかあげてみます。

YAML⊇JSON

Webでは「JSONではなくYAML」みたいな表現をよく見かけますが、実はJSONはYAMLです(JSON is YAML)……という表現は使われなくなりましたが、YAMLはJSONの自然なスーパーセットで、すべてのJSONファイルは有効なYAMLファイルでもあります。「どこが?」と思われるかもしれませんが、YAMLは書式としてブロックスタイルとフロースタイルという二つのスタイルを仕様で定めていて、フロースタイルだとJSON相当の記述となるのです。ブロックスタイルのほうが可読性が高いので自然とそちらが多用され、フロースタイルのYAMLは見かける機会がないわけですね。「YAMLのフロースタイルではなくブロックスタイル」と表現すると通に見られる、かもしれません(通に見られたからなんだ、というのはなしで)。…
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Processingでフォントカタログを表示する

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GIMPのテキストツールフォント選択インターフェースの見づらさ、Windows コントロールパネルのフォントサンプルの見づらさに以前から不満を募らせていたのですが、「Processing ならフォントサンプルの一覧を簡単に表示できるのでは?」と突然ひらめいたのでさくっと作成してみました。 マウスホイールで一覧スクロール、コントロールキーを押しながらのマウスホイールでフォントサイズ変更(16 から 48 まで)です。テキストは適当に変えてください。 私の環境ではスクロールしているとときどきまったく応答しない状態になることがありますが、これはどうやらフォント作成に時間がかかるためのようです。すこしするとまた反応するようになるので、のんびり使ってもらえればと思います。…
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Date, C.J.『標準SQL 改訂第2版 JIS/ANSI/ISO準拠』 - ソフトウェア技術書温故知新(その3)

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ソフトウェア技術書温故知新、第三回は1990年に邦訳が刊行されたC.J.デイト『標準SQL 改訂第2版 JIS/ANSI/ISO準拠』(トッパン)。 https://www.amazon.co.jp/標準SQL―JIS-ANSI-ISO準拠-アジソン-ウェスレイ・トッパン情報科学シリーズ/dp/4810180190
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「現実感に欠けた世界の絶望感に耳を塞いでる」 - M01D+GUMI新曲"劣等感に悩む僕らの存在感はいつも希薄で"公開

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――「劣等感は消せないけれど存在感はなくてかまわない / 現実感を君とたしかめて絶望感とともに生きていく」。 劣等感に悩む僕らの存在感はいつも希薄で というわけで M01D+GUMI の新曲、"劣等感に悩む僕らの存在感はいつも希薄で"を公開しました。
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レビュー: 久保田・畠中編『メディア・アート原論』

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収められている「短いコードを擁護する」という文章やライブ・コーディングに触れていることなどから手に取ってみたのですが。 http://filmart.co.jp/books/nextcreator/media_art/ 読者が前提知識を共有していること前提の注釈の一切ないすごく不親切な作りの本で、門外漢の私には最初はわからないことばかり。幸い続けて読んだ『マテリアル・セオリーズ』に重なる話題が多く再読していくらか見通しが開けましたが、それでもすっきりと腑に落ちたわけではありません。二百ページ強というボリュームの制約もあったかとは思いますが、注釈を充実させてもっと開かれた本にしてほしかったところです。哲学からフリー・インプロビゼーション、クリエイティブ・コーディングまで思索の対象は広範な領域にわたりそれぞれについて興味深い論点を示唆しているのですから、アプローチの手がかりはいくらあっても多すぎることはないと思うのですが。…
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Ambient Minimal Funkというジャンルが - M01D新曲"Still sealed"公開

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――あってもいいんじゃないかと思ったりするわけですが、さてそのようになっているかどうか。 Still sealed(Processing sound visualization study) そんなわけで M01D の新曲、"Still sealed"を公開しました。
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Alexandrescu, Andrei『Modern C++ Design』 - ソフトウェア技術書温故知新(その2)

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レビュー: 毛利嘉孝『ストリートの思想』

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今年読んだ本のうち『社会にとって趣味とは何か』と『メディア・アート原論』に名前が出てきたし、昨年は『ele-king vol.22』掲載のインタビューも読んだし、でも単著は読んだことないや、というわけで毛利嘉孝の現在のところ最新の単著に目を通してみました。
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久野靖『入門JavaScript(My UNIX Series)』 - ソフトウェア技術書温故知新(その1)

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諸般の事情により業務の学習で購入した書籍を整理することになり、けっこうな量をチャリポン経由で処分しました。しかし中には内容が out of date になっていても愛着があって手放せないものもあります。またそれらを見ていたら以前処分した本のことなどもいろいろ思いだしたりしました。そこでせっかくなのでいくつかを何回かに分けて紹介したいと思います。題してソフトウェア技術書温故知新、第一回はこちら、2001 年に出版された久野靖『入門 JavaScript(My UNIX Series)』(株式会社アスキー)。…
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9th album "Distorted Outdated" is out now

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アルバムイメージとしては九枚目、全編インストとしては六枚目、"Distorted Outdated"を公開しました。 Distorted Outdated by Sad Juno 今回の収録作はすべてKORG M01Dによるもの。DAW は、ちょうど Cakewalk SONAR からの移行を模索していたころで、大半は Tracktion Waveform 8 でしたがフリーで試用した Tracktion 5 が二つ混じっていて、あえて録音データそのままというものもひとつありました。アルバムイメージを作るにあたって DAW はすべて Waveform 8 に統一、…
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マニュアルを読まない私のためのTracktion Waveform小ネタ集(その2)

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マニュアルを読まない私のためのTracktion Waveform小ネタ集」でTracktion Waveformの小ネタを三つほど挙げましたが、「茜射す空に」制作でまだいくつか書いていないネタを思いだしたのでメモとして残しておきます。

マーカーへの数字入力による移動

これなんかマニュアル読まなかったら絶対気づかなかったと思うのですが、マーカートラックに追加したマーカーの設定にある「ナンバー」はショートカットのインデックスとして使えるようになっていて、すべてのコントロールが入力状態になっていないときにそのナンバーをタイプしてEnterキーを選択するとカーソルがマーカーの先頭に移動します。一般的にはこの機能はマーカーで指定したパートの頭出し用なのでしょうが、私は動画制作時にカットを切り替えるタイミングのタイムコードの確認用に重宝しています。Waveformはタイムコードの表示を切り替えるとカーソル移動のステップ解像度も切り替わるため、「小節 / 拍数」以外を選択していると小節の頭出しに手間がかかるのです。本当はブラウザーのマーカー一覧にタイムコードが表示されるとよいのですが。…
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「視覚障害学生石川准と東大図書館員河村宏:その1970年代から21世紀へ」に対するきわめて偏った瑣末な注釈の試み

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今年(2019年)の1月1日に立岩真也氏がたいへんおもしろい座談会を紹介されていました。 視覚障害学生石川准と東大図書館員河村宏:その1970年代から21世紀へ 話題の中心は石川准氏の勉学と協力する関係者の様子ですが、ちょうど情報機器、特にパーソナルコンピューターの発展する時期と重なっているため、日本での障害者による情報機器利用史にもなっていますし(初期のいわゆる「自炊」の話も出てきたり)、現状のアクセシビリティ関連の状況への批評ともなっています。
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年の初めに - M01D+GUMI新曲"茜射す空に"公開

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――希望のある内容にしようと思ったのですが、さてうまくいっているでしょうか。 茜射す空に(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid V4) というわけで M01D+GUMI の新曲、"茜射す空に"を公開しました。 ベースのフレーズを思いついてリズムと組みあわせて、手癖みたいにギターを入れてさあどうしようとなったのですが、シンセブラスを入れることでなんとかかたちになりました。構成なども、普段と変わらないように聴こえると思いますが、これでもけっこう悩んではいるのです。最近ちゃんとして歌もの作ってないなあと思って歌ものにしたのですが、インストのほうがよかったかも。…
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