気まぐれメモランダム / でたらめフィードバック

2024年の投稿

live tone v0.2.0リリース

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Tone.jsを使えばブラウザでライブコーディングできるのでは?と年の初めに手を付け始めたlive tone、肝心のTone.jsの使いかたがいまひとつわからず最低限実装したところでほったらかしていましたが、情報にそれとなく触れる中でようやく使いかたがすこしわかってきたので、機能をすこし追加してv0.2.0としました。追加機能は次。スケールやコードのサポート配列やイテレーション操作用のユーティリティを追加コード編集要素をAce(React Ace)に変更コードエディタコンポーネントの導入で見た目もそれっぽくなり使えそうな感じが出てきたのではないかと思います。次のアップデートのアイディアも思いついたので、そこまではなんとか開発したいところ。とはいえ大きめのトピックなので時間がかかりそうですし、そもそも実現できるか不明………
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React AceをTesting Libraryでテストするときはフォーカスを明示設定すること

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Tone.jsをベースにブラウザでのライブコーディングを可能にするlive tone、使えなくもないという感じにまではできそうなのでコード編集要素を標準のtextareaから高機能なコードエディタに変えることにしました。代表的なコード編集用コンポーネントと言えばCodeMirrorAceMonaco Editorあたりかと思いますが、今回は機能とサイズのバランスからAceを採用。React用のラッパーライブラリReact-Aceを使うことでtextareaからの置き換えも次を調整するだけで済みました。onchangeイベントハンドラの引数が標準と異なるので対応する幅と高さをwidthheight…
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Hibernate ORM組み込みのデータベースコネクションプールはあくまで開発用

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業務でJava 8製システムのお守りをすることになり、情報収集でWebを検索していてJavaの日本語情報のプレゼンス低下を強く感じる今日このごろ。そんな中Hibernate ORMを使ってデータベースにアクセスするWildFlyモジュールの一部機能をスタンドアロンアプリケーションに切り出したところ、実行時にUsing Hibernate built-in connection pool (not for production use!)と警告されてしまいました。組み込みのデータベースコネクションプールは開発用で運用向けではないんですねえ、なるほど。Hibernate ORM User Guideの8. Database Access、8.1. ConnectionProvider
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『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』を読むにあたり気をつけたいこと

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諸事情あってITエンジニア本大賞2023技術書部門大賞受賞作の『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』(仙塲大也、技術評論社)にいまごろになって目を通しました。「設計」にかぎらない幅広いトピックをあつかう点で看板に偽りありですが、その手広さが支持された一因なのでしょう。ステップアップを図りたい初級者にとって有用なアドバイスが得られる本であることは確かだと思います。一方で個人的には見過ごせない記述もまま見られ、手放しでお勧めできる本でもないというのが率直な評価です。いくつかメモします。(用語は同書を踏襲します)

不変をめぐって

同書の強い主張の一つに「クラスは原則として不変にすること」があります。基本的には同意しますが、その主張のしかたには疑問があります。…
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ブラウザライブコーディングアプリ"live tone(PoC)"公開

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ライブコーディングの情報をすこし収集してみようかとふと思い、『演奏するプログラミング、ライブコーディングの思想と実践』に目を通したりして、これはいまならブラウザでも実現できるのではないかという気がしたのでちょっとプロジェクトを作ってみました。ウェブオーディオAPIのラッパーであるTone.jsを呼び出すコードをブラウザ上で入力・実行できます。https://github.com/DBC-Works/live-tone……しかし自分で作っておいてなんですが、Tone.jsのAPIがおよそライブコーディングに向かないため、実用性にははなはだ疑問が残ります。Tone.jsの挙動も個人的にはいまいちよくわかりません(ドキュメントにも誤りがあったりして)。まあProof of Concept、概念実装ということで大目に見ていただければ。…
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Spring小ネタ2題

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Java製WebアプリケーションフレームワークのSpringを実務で使っていて気づいた小ネタを2点ほど。SpringのセッションID発行はコード上でのセッションスコープのBeanの参照と連動します。セッションスコープを指定したBeanを定義してDI等でインスタンスを生成すると発行されるようになります。セッションスコープ指定Beanを定義してもインスタンスを生成しなければ発行されませんSpring MVCのテストフレームワークであるMockMvcを使った単体テストでモック化したServletContextインスタンスが必要になったときはMockServletContextクラスを@Autowired…
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何度でも繰り返す、 - KORG Gadget新曲"to the world de(con)structive"公開

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――すべての権力者はただちに民衆への暴力行使を停止せよ(I repeat this over and over again: All those in power must immediately stop using violence against the people)。to the world de(con)structive(Processing study)KORG Gadget での新作、"to the world de(con)structive"を公開しました。お聴きいただければ幸いです。
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React単体テスト実行時のSVGコンポーネント警告解消方法(vite + vitest編)

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React+vite+vitest(+Happy DOM)のフロントエンドプロジェクトに初挑戦、SVGの参照にReactコンポーネントとしてのインポートを可能にするvite用プラグインvite-plugin-svgr(実体はSVGR)を利用したところ、vitest実行で次の警告が報告されました。(…)実害はありませんがノイズではあるので、解消を試みて次で解決できました。ユニットテスト実行時の置き換え用ダミーコンポーネント定義を任意の場所(jestのマナーに従うならsrc/__mock__/あたり)に保存します(…)SVGの参照をダミーコンポーネントに置き換えるエイリアスをvitestの設定で定義します…
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