気まぐれメモランダム / でたらめフィードバック

タグ: Java

『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』を読むにあたり気をつけたいこと

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諸事情あってITエンジニア本大賞2023技術書部門大賞受賞作の『良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』(仙塲大也、技術評論社)にいまごろになって目を通しました。「設計」にかぎらない幅広いトピックをあつかう点で看板に偽りありですが、その手広さが支持された一因なのでしょう。ステップアップを図りたい初級者にとって有用なアドバイスが得られる本であることは確かだと思います。一方で個人的には見過ごせない記述もまま見られ、手放しでお勧めできる本でもないというのが率直な評価です。いくつかメモします。(用語は同書を踏襲します)

不変をめぐって

同書の強い主張の一つに「クラスは原則として不変にすること」があります。基本的には同意しますが、その主張のしかたには疑問があります。…
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Spring小ネタ2題

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Java製WebアプリケーションフレームワークのSpringを実務で使っていて気づいた小ネタを2点ほど。SpringのセッションID発行はコード上でのセッションスコープのBeanの参照と連動します。セッションスコープを指定したBeanを定義してDI等でインスタンスを生成すると発行されるようになります。セッションスコープ指定Beanを定義してもインスタンスを生成しなければ発行されませんSpring MVCのテストフレームワークであるMockMvcを使った単体テストでモック化したServletContextインスタンスが必要になったときはMockServletContextクラスを@Autowired…
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Springセッションスコープの単体テストは要Webアプリケーションコンテキスト

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Java製WebアプリケーションフレームワークのSpringに業務で初挑戦することになりまして、Controllerの単体テスト実装で引っかかったのでメモを残しておきます。SpringにはControllerの単体テスト方法として次の二種類が用意されています。Spring Bootの組み込みAPサーバーを使う方法組み込みAPサーバーを使わず、代わりにSpring MVCのテストフレームワークであるMockMvcを使う方法MockMvcを使う方法はさらに次の二種類に分かれます。SpringのWebアプリケーションコンテキストを自動構成で有効にする方法テスト対象ControllerクラスにAutoConfigureMockMvcアノテーション
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