気まぐれメモランダム / でたらめフィードバック

最近のエントリ

HSQLDB使い始めで引っかかったこと

公開:

何をいまさらと思われるでしょうが、最近Java用軽量RDBMS(関係データベース管理システム)であるHSQLDBを使う機会がありました。その出来のよさに感心することしきりなのですが、ちょっと引っかかったことがあったので、備忘録としてメモを残しておきます。もしかしたらいくつかはJDBC共通かもしれません。

  • トランザクションの開始ステートメント(START TRANSACTION)を他のステートメントと同時に実行しようとするとエラーになります
  • 自動コミット・モードが有効な状態ではトランザクション開始後も自動コミット・モードが優先され更新は即座にコミットされます。トランザクションを有効にするにはその前に自動コミット・モードを無効にする必要があります
  • SQLの規格の要求するcase insensitiveな予約語他のパースを、HSQLDBでは基本ラテンの文字の大文字への正規化で実現しています。メタデータには正規化された文字列が格納されます。そのためDDLで指定した小文字のスキーマ名をJDBCのAPIで指定すると期待した結果が得られないことがあります
    • 具体的にはjava.sql.DatabaseMetaDataインターフェース実装クラス(java.sql.ConnectionクラスgetMetaDataメソッド呼び出しでインスタンスが取得できます)の各メソッド(getTablesメソッドなど)は引数には正規化=大文字に変換された値を指定しなければなりませんし、戻り値は正規化=大文字に変換された値になっています

以上、参考になりましたら幸いです。


エントリを表示

どんな欠片であれ - KORG Gadget+GUMI新曲"欠片に光を、また"公開

公開:

――失われていいはずはない。

欠片に光を、また

KORG Gadget+GUMIの新曲、"欠片に光を、また"を公開しました。お聴きいただければ幸いです。

すべての権力者はただちに民衆への暴力行使を停止せよ。
殺すな、精神的にも肉体的にも。


エントリを表示

BiomeとLefthookの除外設定は揃えましょう

公開:

最近のプログラミング・ソフトウェア開発ではリンターおよびフォーマッターの導入とリポジトリコミット時の自動実行は当然かと思います。自動生成されるファイルなどはリンター・フォーマッターの対象とする必要はないため、それらは設定で除外すると最適化も図れます。

除外設定で気をつけたいのはツール間の一貫性です。複数のツールを併用するときは設定を揃えないと途中で処理が失敗します。私は次のケースで遭遇しました。

  • リンター・フォーマッターはBiome
  • コミット時の自動実行(pre-commit hook)設定はLefthookで設定
  • Biomeにのみ除外設定を行ったところ、除外対象ファイルを編集してコミットするときに次のように怒られる
  × No files were processed in the specified paths.

Biomeの除外設定はfiles.ignoreで、Lefthookの除外設定はexcludeで行います。設定するときは両者の一貫性を確認しましょう。


エントリを表示

Pick up work

最近のエントリ

アーカイブ

ブログ情報