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普段使わない音色を使おうシリーズふたたび - M01D"Unfocused Illusion"

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M01Dの保存データをたしかめたところ断片しか記録していない時期を確認しまして、これではいかんということでその中のひとつをかたちにしてみました。インストです。

Unfocused Illusion(Processing Study)

リズム隊とDW-PianoとDW-Clavのコンビネーションで作ったパターンが元なので、結果としては普段使わない音色を使おうシリーズになってます(前作は“Initial Revelry”)。DW-PianoもDW-Clavも単音だときびしい印象ですが、ディレイをかけたらがらっと変わりました。全般的に手癖になりそうだったのでいままでにない展開を狙いましたが、うまくいったかはあいかわらず心もとない感じ……

年末恒例のKORGソフトウェア半額キャンペーンに今年は負けて、KORG Legacy Collectionを買ってしまったので、リバーブはSONAR X1 LE付属のStudioverb2ではなくMDE-Xを使ってみました。Studioverb2でないならSONAR X1 LEである必要もないので、DAWもPodium Freeの3.2.1を試しで使用。
Podium Freeは軽量でありながらミキサーコンソールのすべてのレベルメーターにRMSが選択できたり(SONAR X1 LEだとオーディオアウトプットのみ)と充分なポテンシャルを感じさせるのですが、残念ながら些細な部分でいくつか気になる点が。

  • ダイアログのサイズが英語に最適化されているために日本語環境だと内容があふれる。
  • これもダイアログがらみで、場合によってOKやキャンセルボタンがクリックできなくなるというよくわからない現象が(キーボードでEnterやEscを押せば操作できる)。
  • エクスポートした.wavのメタデータにタイトルとして“Master Bounce”が設定される。

日本語化もされてませんし(パッチあり)、いまのところ積極的に使う理由は見あたらない感じです。またVSTプラグインを利用可能にするまで往生しましたが、これは明示的に指定してやる必要があるためで、作成したプロジェクトを開いたときに表示される“Devices - I/O, Busses, Plugins”を選択すると表示されるメニューから“Import Plugin”を選んで対象のDLLを選択すると使えるようになりました。
MDE-Xのリバーブはやはり時代を感じさせるもので、味があると言えなくもないですが、他に選択肢もありますし、たぶん今後は全体のミックスには使いません。

動画はSlanted Spiral Staircase(Processing Study)のProcessingコードに手を入れ、ポイントに球を表示するのではなく曲線でつないでみました。平均音量で位置にオフセットを回転角に関係なく派手にかけたおかげで想像もしなかったかなりサイケな描画に。しばらくこの手は使うかもしれません。

今年は月一曲くらいのペースで行こうかなあとぼんやり思っている今日このごろです。ではまた来月(<-そんなこと言ってしまっていいのか?)。

(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)

2015-02-28(Sat)追記: 動画作成に使用したコードを整理して公開しました

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