気まぐれメモランダム / でたらめフィードバック

タグ: つぶやき

田中雄二『TR-808<ヤオヤ>を作った神々』に対する注釈の試み

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TR-808に、またローランドにかぎらない話も出てくるということなので、今月のはじめに出版された田中雄二『TR-808<ヤオヤ>を作った神々』を入手、興味深く拝読しました。音源の技術の話から特許ビジネスまで幅広いトピックをあつかう良書です。一方「えーっ!?」と思うようなミスも散見され、自分と縁遠いトピックについても鵜呑みにはできないと思わされる本でもありました。正誤表を用意していただきたいところですが、そもそも原因の一端が著者の誤認にあったとすれば私の引っかかった点が訂正されるとはかぎりません。そこでわかる範囲での注釈をひとまずあげておきたいと思います。日本は関西がヨーロッパ方式の50Hz、関東がアメリカ方式の60Hzと家庭用電源の交流周波数が違っており(p.30)
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私的持ち歩きPC遍歴

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外出するのもままならない様子の今日このごろ、振りかえってみればさまざまなPCを持ち歩きしてきましたが、個人的な事情もあり最近はその機会もだいぶ減ったので、これを機に過去の体験を簡単にまとめておくことにします。

Olivetti QUADERNO 33

ThinkPad 220などの登場でいまや死語と化した「サブノート」というカテゴリーが生起しつつある中、投げ売りされていたのを購入。投げ売りされるのもわかるかなり癖のあるPCで、ローカライズもされなかったこのマシンが日本でどの程度実用的に使われたのかは不明ですが、その癖の部分を楽しんでWindows for Workgroupsをインストールしたりしてました。そこそこ持ち歩いたりもしましたが、思いかえしてみるとそんなに活用したという感じではなかったかもしれません。…
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MOFTでノートPCの高さを調整する

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少なからぬ人々と同じように私も業務環境の激変に見舞われまして、多少なりとも悪化を防ぐためにどうすればよいかを頭の片隅に置きながら仕事する日々を過ごしています。やはり重要なのは机と椅子で、現状どちらも折り畳み式なのがつらいところ。椅子のほうはとりあえず低反発クッションを注文したところ到着がだいぶ先になってしまいとほほという感じに。一方机のほうは、使っているのがノートPCということもあって課題は位置、というか高さ。というわけでいままで気にもしていなかったノートPC用スタンドの情報をあさったところ、MOFTという商品を発見。予測の立てづらい状況なのでひとまず当座用ということで購入、さっそく使っています。…
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日常と化したカフカ的迷宮の中で私たちは労働している――フィッシャー『資本主義リアリズム』

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いまごろなんですが、今年の読書はじめはマーク・フィッシャー『資本主義リアリズム』(堀之内出版)でした。これならジジェクやバディウ他を直接読んだほうが早いかも、などとすこし思いつつ、映画の例が多かったりイギリスのすこし前の状況が垣間見えたりして興味深く読めた本でした。中でも秀逸なのは第八章に出てくるコールセンターをカフカ的迷宮にたとえるくだり。それは記憶のない世界、原因と結果が不可解で謎めいた形で結びついており、そもそも何かが起こることが奇跡に思われる世界であって、やがては物事がスムーズに働くように見える反対側の現実へ戻れるという希望さえも失ってしまうような場所なのだ(p.159-160)PR音楽の甲高い音によってところどころ遮られる倦怠感ともどかしさ、訓練も知識も不足している何人ものテレオペレーターに同じつまらない情報を何度も伝えることの繰り返し、しかるべき対象が存在しないゆえに無力なまま募るばかりの怒り。電話をかけてみれば直ぐ気づくように、答えを知っているものは誰もいないし、もし知っていたとしても何かをやってくれるものは誰もいないのだ。(p.160-161)
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「視覚障害学生石川准と東大図書館員河村宏:その1970年代から21世紀へ」に対するきわめて偏った瑣末な注釈の試み

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今年(2019年)の1月1日に立岩真也氏がたいへんおもしろい座談会を紹介されていました。視覚障害学生石川准と東大図書館員河村宏:その1970年代から21世紀へ話題の中心は石川准氏の勉学と協力する関係者の様子ですが、ちょうど情報機器、特にパーソナルコンピューターの発展する時期と重なっているため、日本での障害者による情報機器利用史にもなっていますし(初期のいわゆる「自炊」の話も出てきたり)、現状のアクセシビリティ関連の状況への批評ともなっています。こういった話は貴重でたいへん興味深く読んだのですが、基本的には記憶に頼った発言なので少々正確さに欠ける面があるのは否めません。というかこまかいことを気にする俺ってどうなの?と思いつつ、せっかくなので気になる点は公開しておこう、ということでコンピューター関係のわかる範囲に勝手にささやかな注釈をつけたいと思います。…
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無印良品めがね延命作戦中間報告

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私の愛用めがねの製造元、無印良品がさっさとめがね販売から手を引いて早5年近く。アフターケアサービスもとうに終了し、リカバリーする公式な手段はもはやありません。経過年数を考えるといついかれてもおかしくなく、実際手元にあるもののうち一本はテンプル(つる)が折れ、一本はメッキがはがれて人前での着用がはばかられる状態に。まああたらしいものを買いなさいという話ではあるのですが、ユニセックスなデザインテイストはいま見ても貴重で、できればは末永く使いたいところ。そこで延命を図ってみました。メッキがはがれたものは再メッキを依頼。調べてみると他社製めがねの修理を受け付けてくれるところはけっこうあるんですね。今回はチェーン店でアクセスしやすかったので…
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My music in SoundCloud playlists

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いつからか SoundCloud の統計にプレイリスト経由の再生数が表示されるようになりまして。私の作品をプレイリストに登録する人などおるまいとまじめに見ていなかったのですが、気づいてみるとそれなりに記録が残されていました。せっかくなのでまとめておくことにします。なお以下の情報は本エントリ作成・更新時点のものであり、閲覧のタイミングでは変更の発生している可能性があります(私のほうでも SoundCloud から削除したりしますので……)。また曲名のリンク先はYouTubeです。「廻る夜明けに」を含みますした(プレイリストは削除されています)。「スナップショット」を含みますした(同曲をSoundCloudから削除済み)。…
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すぐれた物語が覆い隠すもの - "Hidden Figures"(『ドリーム』)と、『この世界の片隅に』と

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邦題が話題に、というか騒ぎになった映画『ドリーム』、幸いなことに比較的近くの劇場にかかったので鑑賞しました。原題の訳しにくさはあるとはいえ、やはり邦題は適切ではないと言わざるを得ない内容。しかしその点を置いておけば、実話ベースであることがどれだけ有効に機能したかはわからないものの、人種差別問題をうまくエンターテインメントに昇華したすぐれた作品でした。機会があれば鑑賞をおすすめします。キルスティン・ダンストはいい年の重ねかたをしているなあ。とはいえ見終わってそんなにすっきりした気分にならなかったのも事実。エンターテインメント作品として文句を言う気はないのですが、社会問題を取りあつかった作品としてはやはり美しくまとめすぎという感はぬぐえません。…
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心地よい休日の朝に聴きたいアルバム二選

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皆さんはよく晴れた休日の朝にはどんな音楽を聴きますか? 私のお気に入りはこんな感じ。

マナフォン(デヴィッド・シルヴィアン)

これは逸品。即興をベースにした音数の少ないゆったりした演奏をバックにデヴィッド・シルヴィアンの低い声が静かに響きます。普通のポップミュージックからはかけはなれたことをやっているのに普通に聴こえるのがすごいところ。しかも開け放した窓から聞こえる音が入り混じってもまったく気になりません。なんという懐の深さ。おすすめです。iTunes StoreやApple Music他だとない曲があるので、できればCDで。

4 to 3(小川美潮)

多くの人が認める傑作、小川美潮のこのアルバムも。スムースな演奏と曲によって調子を変えるカラフルな歌声は憂鬱をひととき忘れさせてくれる魔法のよう。のんびり過ごすによし、作業のお供によし。一日を心地よくはじめるのにぴったりです。こちらはApple Music他でも全曲聴けます。…
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HitFilm 2 Expressが期間限定で無償提供

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英国製のモーショングラフィックス作成ソフトHitFilm2 Expressが期間限定(2014年2月4日まで)で無償で提供されているというので入手して試してみました。https://hitfilm.com/express/freeモーショングラフィックス作成ソフトというと商用製品はアドビのAfter Effectsくらいしかないと思っていましたが、海の向こうではちゃんと競合製品があるのですね。それを期間限定とはいえフリーにしてしまうとはなんと太っ腹なんでしょうか。もちろん上位版のUltimateへの誘導を狙ってのことでしょうが、機能比較表を見るとExpressでも相当のことができるとわかります。…
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「それは震災の前か、後か?」

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「神戸の人は、よくこう言う。 / それは震災の前か、後か?」(木村紺『神戸在住』第一巻p.158)去年の3月11日はナタリー・ワイズの“Raise Hands High”をずっと聴いていた。どこかバランスが狂っていて、それはいまも戻っていない。今日も聴いている。
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Reputation about Tea Time Chat

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SoundCloudではあまりぱっとしないTea Time Chatですが。YouTubeに置いた歌もののほうはお褒めの言葉をいただいたりもしています。

Tea Time Chat(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)

で、あらためてログを見ていたら再生リストに入れていただいていたりもしていました。どこのどなたか存じませんが、ありがとうございます。というわけで各種埋め込みテストでした。
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果てのない空

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今年も苛立つことは多かったけれど、互いを分断するような言葉が蔓延したのには本当に堪えた。連帯という言葉をいま無条件に肯定できないことは残念ながら歴史的経緯から明らかだが、しかしその回路をはじめから閉ざすこともないはずだ。にもかかわらず現実にはそんな可能性など欠片もないかのような物言いがあたりまえの顔で乱舞する、相手を貶めるような言葉を積み重ねた果てに展望が開けるとは思えないし、なによりも他人を蔑み傷つけることで魂の安定を得る不幸に想いが至らない人々の多さには嘆息するしかない。そうした趨勢に対し、抗う身振りをすこしはっきりさせようという想いが自分の中にあらわれてきているようだ。越年に期待できることなどありはしないが、個人的な気分として今年の最後に残しておくことにする。…
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「サンタが100人やってきた!プロジェクト2012」

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……という遠野まごころネットの企画の寄付募集の案内を新聞で目にしたのが九月の下旬。何事にも腰の重たい私がいまごろになってまだ寄付を募集していますかと問いあわせてみたところ、まだあまり寄付がなくて予算的に厳しいとの返信をいただきました。なので微力ながら宣伝に加担。次のURLからご覧いただければ。サンタが100人やってきた!プロジェクト2012
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忘れるなとは言えない

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つらい思いを薄れさせもさせずに抱えて生きていくことなどできはしないから。いまはただ、ひとつでも多くの魂に安らぎが訪れることを願うだけ。
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善意の陥穽

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「ぼくは、いま、しゃべりたいことがあるんだけど、あくまでKというぼく個人のこととしてしゃべりたいんだ。でも、必ず、ぼくが何かいうと、「ある在日朝鮮人は……といった」という形で別のところで話されるに決まってるんだ。これじゃ、何もしゃべる気になれやしない。」三橋修『増補 差別論ノート』(新泉社)p.4先のエントリでは森万里子氏の動機は問わなかった。問題は動機とはかかわりなく彼我を分断する関係の非対称の構造だからだ。残念なことに、善意や好意、正義感などとともに関係を結ぼうとする人たちはこの非対称の構造を軽視しがちである。そうなる理由はある。ポジティブな動機は関係の非対称の構造を超えうるものと一般的に期待されるからだ。その期待はかならずしもまちがってはいない。ポジティブな動機によって提示されるものの価値は普遍的であると目されやすいからだ。…
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エキゾティシズムとオリエンタリズムのヤヌス

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森万里子氏の個展に行ったときのことは覚えている。フライヤーに掲載されていた社会に対する批評性を感じさせる作品に興味を覚えて足を運んだのだが、そう感じさせる作品はキャリアのほんの初期のものだけで、大半はエキゾティシズムに訴えかける、個人的な関心からは期待はずれのものだった。最後には失笑さえ浮かべたものだ。その森氏が七光湾プロジェクトなるものを展開しているという。自然の力を増幅する海に浮かぶアート光る海、輝き出す地域七光湾を芸術拠点に─森万里子プロジェクトGoogleの検索結果指摘できることはいくつもある。しかしそれよりも見逃せないのは氏が自身の善意に疑いを持っていないように振るまってみせている点だ。…
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前回比プラス6パーセント

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Q: 何が?A: 私の体重が。とは言うものの今回は普段着で計ったので厳密にはもうすこしちいさいです。しかし体重が増えて腹囲が若干とはいえ減少したのはどういうことなのか……
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うれしいひとこと

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特に告知などはしていませんでしたが、自作曲はSoundCloudでも公開しています。アジアの片隅のしがない素人の作品が世界中の人にそれなりに再生されるのですからすごい世の中になったものです。そのうえ時にはコメントまでしていただいたりしてありがたいことこの上なし。もっともコメントは英語が主だし知らないミュージシャンやバンドの名前が挙げられたりしていまひとつ意味が取れてるか自信がないのですが。そんな中、“Muted Memory”をアップロードしたときには思わぬコメントをいただけました。Muted MemorybySad Junoreminds me of the synth in bjork tracks
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「セキュリテ被災地応援ファンド」

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……というものが新聞で紹介されてまして。http://oen.securite.jp/酒造に心が動かされるわけです。でも最近日本酒あんまり飲まないんだよなあ……
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「続きを」Salyu x Salyu

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五ヶ月前のあの日のあとの私たちに、たとえばこんな歌が届けばいいなと思う。(YouTubeのサイトに移動すると歌詞が読めます)
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藻谷浩介氏『デフレの正体』のあきらかな誤り

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……などと書くとたいそうおおげさに響きますが、そんなにたいした話ではありません。ただWebをざっと見るかぎりでは触れている方がいらっしゃらないようなので。藻谷氏は名古屋鉄道太田川駅の駅前について次のように紹介していますが:一番交通の便利な駅前で当然起きていてもおかしくない都市開発が、この一〇〇年間ほとんど行われてこなかったのは事実です。(『デフレの正体』p.23-24)Wikipediaによると以前はユニーが存在していたそうです(1970年3月20日開店-2002年8月18日閉店)。まあ一事が万事そういう本と考えてよさそうですよ。
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"Stay Strong"と言うのは簡単だ、だが弱くあるしかないことだってある。

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日本大震災復興応援iPhoneドネーションアプリ、『Stay Strong! Japan「がんばろう日本!」』が公開されたとのこと。http://www.azzurri.co.jp/ssj/趣旨には賛同するし、参加された方々にも敬意を表するが、タイトルには強い反対の意を示しておく。なぜ強くあらなければならないのか? 強くあろうということは、弱くあるしかない人を置き去りにすることではないのか? 直後であればともかく、さまざまな弱者の苦境がすでに報道されている現在においてなおこのようなタイトルを掲げる意図は深く考えられたものなのか? その内実を私は強く問いたい。その暴力性に無自覚であるとしたら、その行為も容易に自己満足に堕するのだから。…
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あらためて

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東日本大震災で亡くなられた方にお悔やみ申しあげます。また被災された方にお見舞い申しあげます。すこしでも早く日常に戻られますよう祈念します。
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気分がぜんぜん落ち着かないけれど

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twitterのアカウント持ってない(2011年3月当時の話です……2014年9月追記)のでリツイート代わりに。今回は日本が壊れた。でも壊れたら治すのがエンジニアだ。さらにもっといいものを作り出すのがエンジニア魂だ。— 明和電機 (@MaywaDenki)2011, 3月 12この言葉を胸に元気を出そう。
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前回比プラス3.9パーセント

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Q: 何が?A: 私の体重が。減少傾向には歯止めがかかった模様。まあ前回が前回だったので……
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ろすと・いん・ちぇんじ・おーばー

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WILLCOM 03が最後にやらかしてくれました。ちょっとした理由でたくさんメールが送られてきているあいだにメールを見ていたら受信の通知が来たタイミングで受信フォルダのメールがすべて跡形もなく消失……こ、これは致命的……まあ全部転送してあるから実害はありませんけれども。シャープっていっつも詰めが甘いんですよねえ。明日解約に行ってきます。
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初戦は粘り勝ち

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あたくしも最近はちったあ名が売れたようでしてね。先日はついに迷惑電話がかかってきましたよ。それもしつこいのが。……やれやれ。もちろん有名になったとかそういうことはいっさいありません。先方のやりくちに見事に引っかかったわけです。とほほ。事情はだいたい次の各Webページで説明されているとおり:http://takabonblog.blogspot.com/2010/12/blog-post.htmlhttp://blogs.yahoo.co.jp/beertaru5959/folder/1591754.htmlhttp://ameblo.jp/vf19s/entry-10677353576.html
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やなぎみわファンはビッグイシューに注目

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あいかわらず中身にはあまり期待せずに買い続けているビッグイシューですが、最近はひとつ楽しみができました。現代美術家やなぎみわさんの登場です。126号の ビッグイシュー・アイでの紹介を皮切りに135号の特集「社会とアート」のゲスト編集長、148号へのエッセイ「沖縄の光と影を抱く――普天間基地の佐喜眞美術館」の寄稿、156号へのエッセイ「アートという贈りもの 発見される受け手との交感」の寄稿と、気づいてみれば誌面をにぎわせることすでに四回。この調子なら今後もたびたび登場しそうです。ビッグイシューは販売のしかたが独特なのでご存じない方も多そうです。路上で見かけたらたしかめてみてはいかがでしょうか。販売されていない地域の方には残念な話ではありますが………
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炒め物をしたり

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本を読もうと思うくらいには回復してきている模様。本日は高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』『一億三千万人のための小説教室』読了。かと思えば前に住んでいた住人宛と思われるキャッシング会社からの連絡要望が届いてうんざりしたりもしております。いったい今年はどうなっているのか……
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仕事における共同作業と力量にまつわるいくばくかのつぶやき

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日本の商業アニメーションの草創期から活躍されている名アニメーター、大塚康生氏が自身のインタビュー集で次のように語っている。―― 高畑さんも宮崎さんも、ふだんは穏やかでも、いざ現場に入ると鬼になるという風評を耳にしたことがありますが。大塚 そんなことはないですよ。二人とも、人に対しては鬼になんかなりません。ただ、作品に対しては鬼にも蛇にもなる。ものを作るためには、そうしなきゃならない場合もあるんですよ。自分が必要なだけの才能をスタッフに求めるから、どうしても冷徹に見えてしまうんでしょうね。でも、人が這いつくばってがんばって、やってもやってもこれ以上できないというのを、「死んでもやれ」とか、「体を壊してでもやれ」とか、そういう無茶を言うわけじゃありません。
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「おまえは今まで駄目にしたイヤホンの数をおぼえているのか?」

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……という一文の元ネタを確認するためにわざわざジャンプコミックス版『ジョジョの奇妙な冒険』三巻を段ボール箱から引っぱり出してくる私のまじめさを誰か賞賛していただけないものでしょうか。ということを言いたくなるというか嘆きたくなるというか、通勤で使うイヤホンなんてしょせん消耗品と思いつつも駄目になるとなんだか釈然としない気分が残るわけです。以前紹介したSENNHEISER OMX 50 VCは比較的早くケーブルが駄目に。次に買ったのは売れ残りくさかったPHILIPS SBC-HS740の旧版。構造上ケーブル断線は起きづらいと判断しての購入で、その判断は結果的にはまちがっていなかったのですが……金属製のユニットに緑青が吹いてイヤーパッドにあたるゴムが劣化しました。そんなあ。…
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休日出勤を早々に切りあげた帰り道

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遠まわりして通りがかった沖縄居酒屋で夕食代わりに軽く一杯。オリオンの生が身に染みる。客席からは三線の音色が。BEGINの「島人の宝」「オジー自慢のオリオンビール」というあたりが今風ということなのか。気が緩むと湧きあがる索漠とした想いをもてあます最近……と言ってしまうと上っ面に過ぎるのだけど。
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Music for summer 2010

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ご想像どおり“dreaming pupa”をヘビーローテーションしております。https://shop.emimusic.jp/detail/TOCT-26960.htmlhttp://www.myspace.com/floatingpupaプロモーションインタビューでは次が秀逸でした。http://www.cinra.net/interview/2010/07/30/000000.phpなんと同じ日に発売だったロックンロールジプシーズ“III”はちょっとあっさりした印象。花田氏の書く曲の雰囲気がすこし変わってきた感じも。http://www.rrgypsies.com/disco/index.html
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思わぬつながり

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この一、二ヶ月振りまわされてきた瑣事が収束の方向に向かいつつありスイッチが入ったのか切れたのか、この週末はひさしぶりに三冊六千円分も本を買ってきてむしゃむしゃ読んでおりました。そしたらそのうちの一冊、『9坪の家』(荻原修、廣済堂出版)にいろいろと見知った名前が登場するではありませんか。柏木博氏や鈴木博之氏はまあ想定の範囲内ですが、意表をつかれたのが柳宗理氏。というのも、氏の名前をはじめて拝見したのは今年読んだ本の中でいちばん印象深い『自分の仕事をつくる』(西村佳哲、晶文社)の中でだったからです。人の関心なんてものはまあそれほど幅がないものなのかもしれませんが、それでもこういう偶然はなんだか自分の来し方を振りかえらせるものがあります。…
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第三債務者としての活動は

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ただいま債権者からの連絡待ち。貸主=債務者が契約上の住所から何の連絡もなく退去していて、それを知ったときはこの先どうなることかと思いましたが、まったく連絡がつかなくなったわけではないことまではなんとか確認しました。倒産したわけではないらしいところが不思議ではあります。まあこのままの状態でずっといるわけにも行かないのでなるべく早く引っ越さないと、と思っているところ。シーズンオフだというのに……
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裁判所から書留

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裁判員かと身がまえたら債権差押命令の催告書でした……えーっ!? 借金なんてクレジットカード払いしかないぞ!?どうやらアパートの大家(と言っても株式会社)が借金を返済しなかったため第三債務者として家賃の支払いを大家から債権者に変えなければならない模様。債権者は身元のしっかした会社のようですが、大家=債務者に関してはいつのまにかいろいろはっきりしない点が生じていていました。むーん。賃貸契約締結時に媒介していただいた不動産業者の担当の方に相談できたので、とりあえず月曜にでも裁判所の書記官に事情をうかがってみることに。まったく、世の中油断なりません。さてこの先どうなるのか……
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先行き不透明でいろいろ思い悩む今日このごろ

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いよいよ雲行きがあやしくなってきました。とどまるにせよ辞めるにせよ情報収集にはげまなければ……
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天井裏にのぼった人が

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ボードを壊して落ちかかるのを職場で目のあたりにしました。貴重な経験と言えましょう。
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昨年の多忙に取りまぎれて

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忘れていたネタをひとつ思いだしました。ちょっと安心……かたちにするはあてはないのですが。
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DSiも冬の装い

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某コーヒースタンドでステッカーをもらったので処分品のケースを買ってきてKORG DS-10専用機であるところのニンテンドーDSiに装着、貼ってみました。うん、なかなかいい感じかも。今年はたぶんこれが最後の更新。これから寒さもいっそう厳しくなることと思われますが、皆様体にお気をつけて、よいお年を。
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「あたりまえ」でないこと

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シリアスな場面で「あたりまえ」と普通に、平気で、あたりまえに言える人と同席すると居心地の悪い思いをする。「会社員としてあたりまえ」「社会人としてあたりまえ」「日本人としてあたりまえ」「人間としてあたりまえ」……「あたりまえ」をあたりまえと言える人はそのことに迷いがない。疑いがない。そして、その言葉が裡に(しなければならない)という意味を隠し持つことに気づいていない。悪気も自覚もない。だから、口を挟む余地がない。取りつく島がない。しかし、あたりまえであることはあたりまえのことなのだろうか。あたりまえであろうとするためにその場の社会的役割から逸脱しないよう振る舞いを意識して調整する人もいる。さまざまな事情によってあたりまえに振る舞うことのできない人もいる。…
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前年比マイナス17パーセント

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Q: 何が?A: 私の体重が。……まさかこれほどとは思いませんでした。漠然とした想像の約倍です。さすがにこれはなんとかしないと……
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JR某社の考える社会的役割三分の計

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最近はすこし懐に余裕も出てきたのでJRを使って遠出をするときに特急に乗ることも増えた。とはいえ安いに越したことはないので割引切符を使うのもやぶさかではない。そんなわけで何度か乗ったことのある路線ではじめて往復割引の切符を買ってみたところアンケートがついてきた。民営化の影響はようやくこんなところにも及んできたのだなあと思いながらその文面を見てみたところ職業の選択肢を見てのけぞった。会社員学生無職これだけ。JRは乗客に自営業者がいないと信じているのだろうか? 仮にその割合が極端に少ないにしても、せめて「無職」ではなく「その他」にするのが良識だと思うが……。乗客のことなんでどうでもいいですかね、やっぱり。猛省を促したいところだが、毛ほども気にしないんだろうなあ。…
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「さわやかと言われ続けて20年」

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思わずほほえんでしまったことですよ。本人としては思い切りロックっぽくアレンジしたつもりの「ワンダーフォーゲル」、いろんな人から「さわやかですね!!」と絶賛され、ちょい複雑......さわやかと言われ続けて20年。http://www.quruli.net/tribute/— 高野寛 (@takano_hiroshi)2009, 10月 23
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完璧主義者の系譜(漫画篇)

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よくのぞかせていただいている漫棚通信氏のブログで故あすなひろし氏に触れられていまして。http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/web-712c.htmlそのつながりで追悼文のページにたどり着きました。http://kodansha.cplaza.ne.jp/e-manga/whatnew/news010601.html亡くなったことは存じてはいたものの『青い空を、白い雲がかけてった』しか知らなかった私としてはたびたび氏に表される敬意の理由をあらためて知るいい機会になりました。特にみなもと太郎氏の文章。それで思いだしたのが故みず谷なおき氏。みず谷氏の原稿もたいへん美しかったとのことで、スクリーントーンと見まがうばかりの描写はコミックスでも確認できます。みず谷氏はそのストーリーテリングにおいてあだち充氏の正嫡であると私は考えているのですが、描写に関しては別の系譜を遡れるのかもしれません。…
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疲労困憊

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しております。この半年は仕事で発注元に振りまわされっぱなしでした。曖昧模糊としたRFPを出してきておきながらプレゼンしてみるとこちらの要望に応えていないと激昂してみたりとか。決まったはずのことが二転三転してそのたびに作りなおさなくてはならなくなったりとか。いざできあがってみると方針が変わったとかで棚上げになってしまりとか。そのたびにこちらは対応に追われるわけです。こう並べると特定の発注元の話のように見えますが、そんなことはないのが根の深いところでして。残業時間は厚生労働省通達の過労死基準を超えるような超えないようなという感じですが、複数の作業で並行して問題が起きたりするので時間以上に負荷がかかっていることはまちがいありません。…
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そう言えばDVDにはマルチアングルという機能があったはずですが

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どれくらい使われているものなんでしょうかねえ。正面からのFIX映像を入れてくれるとすごくうれしいのに、と『POSTYMO』を見ながら思ったり。http://www.commmonsmart.com/detail/?Goods=233ライブのビジュアルはその場で体験してほしいということなんでしょうけど、伊瀬聖子氏のそれはそれだけにとどめておくには惜しすぎるものが多すぎます。
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