気まぐれメモランダム / でたらめフィードバック

タグ: Processing

Processing製フォント一覧表示ユーティリティ `ProcessingFontScape` 公開

公開:
自分の中で必要性が高まったので、以前作成した Processing のフォントカタログの機能をすこし強化してあらためて GitHub リポジトリとして公開しました。DBC-Works/ProcessingFontScape: A small utility that draws a list of fonts available in Processing.ささやかなユーティリティですが、お役に立てば幸いです。なおREADMEでも触れましたが、Windows 10 以降の環境では Processing はすべてのユーザー用にインストールしたフォントしか利用できません。にもかかわらず `PFont.list()の戻り値にはログインユーザーでのみ利用可能なフォント名も含まれます。皆様お気をつけを。…
エントリを表示

『リアルタイムグラフィックスの数学』サンプルコードを Processing で動かすハードルは高かった

公開:
巴山竜来『リアルタイムグラフィックスの数学』は数学観点からノイズやレイマーチングを解説する薄いながらも内容の濃い本で、濃い故に私のような数学に馴染みのない者にとっては容易に読み進められる内容ではなく、また掲載されているサンプルコードからの抜粋と書籍用に編集された図版とではうまく擦りあわされていないと感じる点もあり、理解には別途配布されているサンプルコードの入手は必須です。このサンプルコードが Processing でも使えるか気になるのは Processing 使いとしては当然。そこで余裕が出たタイミングでまず何も考えずにPShaderで読み込んでみたところ、次の無慈悲なメッセージに遭遇する羽目になりました。…
エントリを表示

Processing 4.0 と Java のあいだ

公開:
2022 年 8 月にリリースされたProcessing 4、二年半ぶりの待望のメジャーバージョンアップはベースとなる Java も 8 から 17 にアップデートされ、Java モードで使える文法が最新の Java により近づきました。過去のエントリ使えない Java の機能を知る / Processing と Java のあいだ(その 2)は更新しましたが、記載しなかった機能についても簡単に確認したのでメモしておきます。

使える機能

var 識別子(ローカル変数の型推論)テキストブロック(Programmer's Guide to Text Blocks)ラムダ式(Lambda Expressions (The Java™ Tutorials > Learning the Java Language > Classes and Objects)
エントリを表示

Visual Studio CodeでProcessing(2021年版)

公開:
Visual Studio CodeでProcessing(2018年版)」を公開してから早や数年。ひさしぶりに読みかえしたところ内容がいささか古びていることに気づきましたので、現時点での最新版をあらためて公開します。手順の概要は次のとおり。ProcessingおよびVisual Studio Codeのインストールprocessing-javaのインストール(Macのみ)拡張機能のインストール実行用設定ファイルtask.jsonの作成

ProcessingおよびVisual Studio Codeのインストール

ProcessingおよびVisual Studio Codeをインストールしていなければインストールします。どちらのインストールについてもくわしい解説記事が多数存在しますので本稿では割愛します。…
エントリを表示

Processing 3用動画作成サポートライブラリ"FrameRecorder"公開

公開: / 最終更新日:
Processing 3用の簡単な動画作成サポートライブラリ"FrameRecorder"を公開しました。夏季休暇の自由研究です。FrameRecorder先日サイトのアナリティクスをGoogle アナリティクス4に移行したのでアナリティクスレポートをいつもよりすこし注意して見ていたところ、ProcessingライブラリVideo Exportを試すのアクセスがけっこうあることを確認、Processingでの動画作成サポートライブラリには需要があるとのことかと思いましたので、OneShotMovieWorkbenchであらかた作っていたものを切り出し、Javaに書き換えライブラリとして独立させてみました。…
エントリを表示

Processing製GLSLホストプログラム、SoundVisualShaderBase公開

公開:
主にインストの拙作のYouTube公開用動画生成に用いることを想定したProcessingプロジェクト、SoundVisualShaderBaseをGitHubで公開しました。SoundVisualShaderBase先のエントリにあるとおり最近GLSLでの映像生成に手を出しはじめたので、SoundPotentialFrameからGLSLのホスティングに必要な機能を抜き出したみたいなプログラムです。コードを読めばわかるとおり、GLSLファイルを読みこんで音声を再生、再生時の各種の値をGLSLに渡して描画、くらいしかしてません。GLSLのホスティングとかいいながらフラグメントシェーダーにだけ対応、バーテックスシェーダーには未対応で、ライブローディングもできないので、何のためのプログラムなのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、複数フィルターを取りあつかえるようにしたので再生中にそれらを抜き差しするだけでもそれなりに楽しめます。動画生成用の静止画出力も可能です。実用的に使うには強力なマシンスペックが必要ですが………
エントリを表示

Let's vibrate & ray marching! - M01D新曲"Running on the fence"公開

公開: / 最終更新日:
というわけで M01D の新曲、"Running on the fence"を公開しました。Running on the fence(Processing + GLSL sound visualization study)フレーズの断片がたまっている状態なのですこし片付けないと、ということで 2018-03-19(Mon)にメモしておいたベースとドラムのパターンを引っぱりだしてきて完成まで持っていきました。最近作成していた四つ打ち系の曲はベースを動かさないことが多かったのでそこは意識して変えて、構成も手癖にしないようにして、とは言ったものの劇的に違うというほどではないですね、むう。ビブラートや時間的変化のある音色を選んで、自分では聴いていて心地よい曲になりました。M01D の音色にビブラートのかかるものがあると気づいたのはいつだったかなあ。…
エントリを表示

警告に耳を傾けるだけの余裕を - M01D新曲"Signals behind our minds"公開

公開: / 最終更新日:
――常に保てればよいのですが。Signals behind our minds(Processing sound visualization study)というわけで M01D の新曲、"Signals behind our minds"を公開しました。ベースとハイハットが決まったので決まり、極端にパンを振ったオルガンをアクセントに入れてこれ以上はなし、みたいな感じであとは手癖なのですが、いかがでしょうか。ベース主導なので当初はちょっと展開を作ろうかとも思ったのですが、こんな感じならまあいらないかな、と。できればラッシュThe Big Moneyみたいなシンセを入れたかったのですが、これはいい音色がありませんでした。残念。動画は極端なパンからShallow Meditationで使ったサウンドビジュアライザーを仮当てしたところ「これでいいじゃん」という気になったので色だけ調整してまとめました。このビジュアライザー、個人的に気に入っているから使用回数最多なのですが、私以外の人から見たらたいしたことのないつまらないものなんでしょうねえ。まあいいや。…
エントリを表示

Processingでフォントカタログを表示する

公開: / 最終更新日:
GIMPのテキストツールフォント選択インターフェースの見づらさ、Windows コントロールパネルのフォントサンプルの見づらさに以前から不満を募らせていたのですが、「Processing ならフォントサンプルの一覧を簡単に表示できるのでは?」と突然ひらめいたのでさくっと作成してみました。マウスホイールで一覧スクロール、コントロールキーを押しながらのマウスホイールでフォントサイズ変更(16 から 48 まで)です。テキストは適当に変えてください。私の環境ではスクロールしているとときどきまったく応答しない状態になることがありますが、これはどうやらフォント作成に時間がかかるためのようです。すこしするとまた反応するようになるので、のんびり使ってもらえればと思います。…
エントリを表示

PO-14 subスタディのつもりが - 新曲"Proof of PoC"公開

公開: / 最終更新日:
――KORG の見本市になってしまいました。あれえ?Proof of PoC(Processing sound visualization study)購入したものの制作には使用しないサウンドデバイスがいくつもある状態で最近Teenage Engineering Pocket Operator PO-14 subを購入しまして、さすがに買っただけのものばかりというのもどうかなあということでスタディのつもりでパターンを作ってちょっと頭の中で転がしていたらベース以外のアイディアが出てきまして、せっかくだからと採用したら主役の PO-14 sub がかすんでしまいました。結局使ったのは次:Teenage Engineering Pocket Operator PO-14 subKORG monotron
エントリを表示

Ambient Minimal Funkというジャンルが - M01D新曲"Still sealed"公開

公開: / 最終更新日:
――あってもいいんじゃないかと思ったりするわけですが、さてそのようになっているかどうか。Still sealed(Processing sound visualization study)そんなわけで M01D の新曲、"Still sealed"を公開しました。思いついたベースのフレーズを元に発展させていったいつものパターンで、前作が拍子で展開を作っていったので今回は原則動かない方向にしようと進めていったらなんだか長くなりました。何気に普段使わない音色を使おうシリーズだったりもします。Universe なんて今後使うことあるかなあ。いつもなら M01D 作品には録音後薄くリバーブをかけるのですが、今回は iZotope Ozone 8 Elements で調整しただけにとどめました。全体にビンテージリバーブがかかるなかベースだけドライなのが対比としておもしろいのではないかと思ったのですが、さていかがでしょうか。…
エントリを表示

突如沸きあがる激情もまた - M01D新曲"Compulsive Impulse"公開

公開: / 最終更新日:
――我と我が身の一部なのだと。Compulsive Impulse(Processing sound visualization study)というわけで M01D の新曲、"Compulsive Impulse"を公開しました。これは拍子のスタディです。俗にエレクトリックなダンスミュージックのことを四つ打ちなどと表したりしますが、拍の頭と裏を適切に強調してやれば四拍子でなくてもダンサブルになるのでは?とここしばらく考えていて、三拍子のベースのフレーズを思いついたのでここぞとばかりに四拍子や五拍子をあわせてみました。違和感なく聴けると思うのですが、いかがでしょうか。七拍子を入れられなかったのが心残り。音楽的にはHard to Protectと同系統ですね。動画はProcessing謹製、(パーリン)ノイズまみれの代物。立方体の Y 軸方向の配置に回転に色相の変化にと節操なく使っています。サチュレーションはキックの検出で、立方体のおおきさはハットの検出で制御。640x360 での出力を HD に拡大している関係もあって(fps は 20)モアレも出て黎明期のコンピューター・グラフィックみたいな雰囲気が出たかなと思うのですが、いかがでしょうか。リアルタイムで HD24fps で描画させるともっときれいなんですが、いかんせん動画作成の処理が追いつきません……。興味のある方はそのうち更新されるであろう…
エントリを表示

Visual Studio CodeでProcessing(2018年版)

公開: / 最終更新日:
2021-09-26(Sun)追記:本稿の記載内容がいささか古びたため、内容を更新したVisual Studio CodeでProcessing(2021年版)を別途公開しました。設定方法につきましてはそちらをご覧いただければ幸いです。SoundPotentialFrame開発でjsonやらGLSLやらPDEでは取りあつかえない形式のファイルをプロジェクトで利用するようになったので、Visual Studio CodeでのProcessing開発を試してみました。各所で紹介されているとおり、手順は次のとおり:MacでProcessingを使っている人はprocessing-javaをインストールします(PDEのメニュー"Tools"にある'Install "processing-java"'を選択)…
エントリを表示

ProcessingでOpenGLシェーダーを使う(2018年版)

公開:
SoundPotentialFrameの開発で簡単にできそうだったのでOpenGLシェーダーのフィルター利用機能実装を試みてみました。しかし Web で簡単に入手できる情報には古いものも多く、見よう見まねで適用するだけでは使えなかったりで動くようになるまで四苦八苦。Processing で OpenGL シェーダーが利用可能になったのはバージョン 2.0 で、その後 Processing も OpenGL も(シェーダ記述言語GLSLも)バージョンアップを重ねているため、いろいろ情報に齟齬が生じている模様です。いや、Processing 公式の説明をちゃんと読めって話なわけですが。具体的には次のあたりで引っかかっりました:…
エントリを表示

サウンドビジュアライザープログラム、SoundPotentialFrame公開

公開:
主にインストの拙作のYouTube公開用動画生成に用いているProcessingプロジェクト、SoundPotentialFrameをGitHubで公開しました。SoundPotentialFrame自作のサウンドビジュアライザーとしては三代目。初代はProcessing 1.5.x用で、当時標準で存在していたMovieMakerクラスで動画を生成していました。おそらくはQuickTimeのWindowsサポート終了の影響でProcessing 2.0ではMovieMakerクラスが削除されたので(PDEの「ツール」メニューにある「ムービーメーカー」はその代替で別の機能)、それではとリアルタイム操作への対応を試みたのが…
エントリを表示

まがいものにはまがいものなりの - M01D"Simulacra Stampede"公開

公開: / 最終更新日:
――激情というものがあるのだと。Simulacra Stampede(Processing sound visualization study)M01D の新曲、"Simulacra Stampede"を公開しました。OX-Project【モノクロケイカク】という同人音楽レーベルが M3 開催直前(締め切りは当日朝まで)に募集した楽曲を開催日に会場で CD-R に書きこんで頒布する、通称会場焼きコンピという企画を毎回行っていまして、本作はその 2018 年秋のコンピへの応募作になります。これまでは既発表曲で参加していたので念願の新曲での参加。お座敷を意識して EDM を目指したのですが、まああくまでそれっぽいにとどまりますね。EDM 風の楽曲の特徴の基本は連打とボリューム・ピッチ・フィルターの変化だと思いますが、M01D だとスムースな変化はむずかしいですし、連打も 32 分音符までやることはないかとつい思ってしまいました。拙作の中では異色作で、今後は同様の作品は作らないと思います……たぶん。…
エントリを表示

ダイナミクスのスタディで - M01D"Mountain cruising"公開

公開: / 最終更新日:
――テンポほどには速く聴こえなくしたつもりですが、さていかがでしょうか。Mountain cruising(Processing sound visualization study)M01D の新曲、"Mountain cruising"を公開しました。リズムセクションと金管のフレーズまではすぐまとまったのですが、エレピでメロディを入れはじめたところ収拾がつかなくなっていったん断念。数ヶ月間時折思いだしたようにちょっといじってはまたあきらめるを繰りかえしたのですが、ミュートギターのフレーズと展開を思いついたことでなんとかかたちになりました。思ったより短くなったのは内緒。サックスの音色ははじめて使いましたが、この音域だとそれなりに聴こえますね(もっと低いと私の能力ではかなりつらい感じにしか聴こえない)。
エントリを表示

抗う術はきっと - M01D"Innumerable struggles against injustices"

公開: / 最終更新日:
――誰の手にも届くはずだと信じて。Innumerable struggles against injustices(Processing sound visualization study)リズムを思いついて、ついいつものパターンのベースを入れてしまって、ブンブンサテライツの"FOGBOUND-FLIT THROUGH-"を連想したのでリズムのバリエーションを増やしてそれっぽい音色を選んでまとめました。歌ものにすることもちょっと考えたのですが、適切な言葉とメロディがまったく浮かばなかったので断念。日本語以外だったらうまくいったかなあ。制作終盤になってエディットバージョンのネタも思いついたのでついでに公開。切り貼りした結果をT-RackS CS OPTO Compressorのプリセット(3dB Hard Comp)に通し、さらにOzone 8 Elements
エントリを表示

Javaの機能の利用を控える / ProcessingとJavaのあいだ(その3)

公開: / 最終更新日:
前回はProcessingで利用できないJavaの機能の話でした。最後はProcessingでも使えなくはないけど無理して使うことのない機能の話で締めましょう。

Java Stream API

Java SE 8の目玉機能のひとつ、Java Stream APIはProcessingでもクラスライブラリとしては使えます。使えますが、ラムダ式の使えないProcessingでは述語を匿名クラスで記述しなければならず、実用に耐えるとはとても言えません。 関数 / メソッドがFirst class objectではない言語の悲哀です。ラムダ式が使えるようになるまでは無理して使うこともないでしょう。

列挙型でのGenericsクラス名の解決

エントリを表示

使えないJavaの機能を知る / ProcessingとJavaのあいだ(その2)

公開: / 最終更新日:
前回は Processing で利用できる便利な Java の機能を紹介しました。他にも利用できるとうれしい Java の機能はあるのですが、残念ながらさまざまな事情で利用できない機能もあります。今回はそのうちのいくつかをご紹介。

static キーワード

Java は static というキーワードの指定でインスタンスに関連づかないメソッドやフィールドを定義できます。適切に利用すれば便利な機能ですが、Processing では利用できません。この制限は Processing の実現方法と密接に関連しているのでおそらく将来も解消されないでしょう。

ラムダ式

Java SE 8 で利用できるようになったラムダ式。うまく使うとコードを簡潔に記述でき、あたらしいクラスライブラリなどはラムダ式の利用を前提としているものも少なくないのですが、残念ながら PDE は 3.4 の段階ではラムダ式に対応していません。構文解析の見直し等が必要なので対応が容易でないのはわかりますが、ここはなんとか対応してほしいところです。…
エントリを表示

便利なJavaの機能を使う / ProcessingとJavaのあいだ(その1)

公開: / 最終更新日:
ProcessingのベースがJavaというプログラミング言語だということは多くの方がご存知でしょうが、その具体的な関係についてはよく知らない方も多いのではないでしょうか。Javaの機能の多くはProcessingでも利用可能で、有効に活用すればクリエイティブ・コーディングを強力にサポートします。一方残念ながらProcessingでは使えないJavaの機能もあります。そのあたりの事情について触れている記事はあまりないようなので、今回から何回かに分けて関連するトピックを取りあげてみます。なお対象環境はPDEとします。Eclipse等で利用されている方はJavaの機能に精通されているでしょうし、制約にまつわるあれこれはPDEにかぎられた話になります。…
エントリを表示

それでも速すぎるということは - M01D"Too fast to feel your soul"

公開: / 最終更新日:
――決してないはずだ、と。Too fast to feel your soul(Processing sound visualization study)ベースのフレーズを思いついて、というかほとんどブンブンサテライツ"Dive for you"のイントロのパラフレーズなのですが、リズムを入れる段になってドラムンベースっぽくするといいんじゃないかという気がして、いろいろこねくりまわした結果こんなふうになりました。当初は"Dive for you"同様歌ものにする手もありかと思っていたのですが、最初に入れた上ものがそんな感じにならなかったのでワンパターンで押し切る感じに。こんな速い bpm はじめて、と思っていたのですが、Machine Age Dreamのほうがもっとずっと速かったのでした。動画は例によってProcessing
エントリを表示

誰であれ人の生は - M01D"旅から旅へ"

公開: / 最終更新日:
――うつせみをさまよう旅のようなもの、などと思ったり。旅から旅へ(Processing sound visualization study)昨年 11 月に思いついていたアルペジオとベースのパターンを一曲に発展させました。当初は三拍子と五拍子のポリリズムにしようともくろんでいたようなのですが、あらためて考えるとたいへんそうなので都合よく忘れることに。アコースティック楽器の音色を多用(なので普段使わない音色を使おうシリーズに属しています)していますが、フレージングの発想が実際の楽器ベースではないので生演奏はたぶんできないと思います(そもそもミュゼットでどんな楽器かリリース準備するまで知らなかったり……)。でもこんな感じの曲が街角で流れてたらいいなあ。動画は最近やってなかった一枚絵もの。パーリンノイズでいろいろやった結果です。前面色は、普段は…
エントリを表示

そんなにギターサウンドが好きなら - GUMI+M01D"Rise to"

公開: / 最終更新日:
――KORG M01Dじゃないものを使えばいいのに、と自分でも思わないでもないわけですが。Rise to(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid V4)最初のギターリフがベースとドラムを呼んだので B までは素直に作った感じ。C と間奏に入るところはすこし迷いましたが、まあ手癖でいいかという感じですね。歌詞も手癖ですが、なんかあいだにいろいろ入って時間もかかり難航もしました。発想を変えたほうがよいのかもしれません……本作は微妙に"普段使わない音色を使おうシリーズ"で、いつか使ってやろうと虎視眈々と狙っていたオケヒットを使えたので個人的には満足です。ええ、METAFIVE"Don't move"の影響は否定しません。動画は"Distorted outdated engine
エントリを表示

目指せハードミニマル - M01D"Distorted outdated engine"

公開: / 最終更新日:
――なんて言ったらマッド・マイク・バンクスに罵倒されそうですが。Distorted outdated engine(Processing sound visualization Study)このところデリック・メイ"Innovator"やジェフ・ミルズ"Metropolis"をよく聴いていたので、その影響が作るほうにも出たようです。とはいえデリック・メイならもっとあおるでしょうし、逆にジェフ・ミルズならもっとクールに抑えるでしょうから、中途半端な感は否めないところ。その最大の要因である終盤のベル系のフレーズは、しかしフレーズとしては個人的にはけっこういいと思っているので、まあこれはこれでありなのではないでしょうか。動画のほうは"Shallow Meditation"のカラーバリエーション(#391A40)。あれがいいじゃん!と音を作っている最中から思っていたので迷わず採用しました。でもサウンドヴィジュアライゼーションはちょっとあたらしい展開がほしいところですねー(<-自分で言うな。…
エントリを表示

Processingリアルタイム動画生成の妥協点を探る

公開: / 最終更新日:
ProcessingライブラリVideo Exportを試すの続き。リアルタイム動画生成目的ではライブラリには頼れそうにないので、あらためて処理を検証してみました。Processingで保存可能な静止画の形式はリファレンスによれば次になります:TIFF(.tif)TGA(.tga)JPEG(.jpg)PNG(.png)JPEGだけ非可逆圧縮、他は可逆圧縮ですね。このうちTIFFはサイズがおおきくなりすぎて大量画像の取りあつかいには向きません。PNGは保存に時間がかかりすぎてリアルタイム動画生成目的には不向き。JPEGは非可逆圧縮の上にPNGほどではないにせよ時間がかかるのでできれば避けたいところ。となると残るはTGAのみ………
エントリを表示

ProcessingライブラリVideo Exportを試す

公開: / 最終更新日:
ひさしぶりにProcessingネタ。“Between breeze and calm”制作でパフォーマンスの低さに悲しくなったので、最近アップデートされた動画生成ライブラリVideo Exportを試してみました。Video ExportVideo ExportはFFmpegのラッパーなので別途FFmpegの準備が必要ですが、それさえできていれば利用は簡単です。こんな感じ:setupメソッドでインスタンス生成、VideoExport#startMovieメソッドを呼びだして初期化drawメソッドで描画終了後VideoExport#saveFrameメソッドを呼びだして保存stopメソッドで動画用画像描画が終わったら…
エントリを表示

だらだらだらだらっと - M01D"Between breeze and calm"

公開: / 最終更新日:
――したいときだってあるわけですよ。Between breeze and calm(Processing sound visualization study)最近フレーズばかりがたまっていく状態ですこしは作品に仕上げないとと構成がぱっと見えたものを取り急ぎまとめました。あえて単調にしたのを逆手に取ってmini kaoss pad 2でエフェクトをがっつりかけてやろうかと思ったのですが、試してみたところやりすぎかあまり効果がないかの極端になってしまったため断念。ブレイク部分にリバーブとコンプレッサーを強くかけて妥協しました。タイトルは布団の中で起きるのやだなあと思いながら考えました。動画はShallow Meditationのバリエーション。HD(1280x720)解像度で 24fps で動かすとライブ会場のレーザーライトみたいできれいなのですが、私のスキルでは動画に落としきれないため 640x320 の 15fps で妥協。だいぶぼけてしまいましたが、これはこれで昔の VHS ビデオみたいな味があっていいか、と自分をなぐさめております。…
エントリを表示

融けて消え入ってしまえば - M01D"Melt into"

公開: / 最終更新日:
――忘れられないのでしょうか、それでも忘れ去られてしまうのでしょうか……Melt into(Processing sound visualization study)業務中にバスドラとリムショットの基本的なパターンを思いつきまして、反芻していたらベースやピアノパッドやのフレーズも思いついてあっというまにかたちになりました。忘れずにいるのがたいへんで、業務終了後コンビニのイートインコーナーに駆けこんで急いでメモ。記録し終わったときにはほっとしたものです。その後他のものを並行して進めたりしていたのでちょっと停滞したのですが、十一月に入って専念することで完成にこぎつけました。動画のほうは、3D オブジェクトをまわすのがまず第一目的。自作 Sound Visualizer を作りなおしはじめてから
エントリを表示

普段使わない音色を使おうシリーズの覚醒 - M01D"Slow Sliding"

公開: / 最終更新日:
……と、まあスター・ウォーズネタも切れつつありますが。Slow Sliding(Processing study)KORG M01Dでのインストはひさしぶり。基本パターンは今年の二月に作成していたのですが、その後ほったらかしにしていたのでした。最初のモチベーションはいつか使おうと思っていた音色 BowBowBass の使用で、展開を作りたくなかった(特にベースは動かしたくなかった)のでトラック出し入れ系でまとめ、トラックに余裕があったのでロングトーンで音色が変化する LPFSweep と HPFSweep も併用して普段使わない音色を使おうシリーズの完成、という感じです。本当はメロディにあたるフレーズを入れずになんとかできないものかとも思っていたのですが、力不足で及ばず………
エントリを表示

Processingで坂本龍一"async"ジャケット風画像を生成する

公開: / 最終更新日:
8 年ぶりということで話題になっている坂本龍一氏のアルバム"async"、いまとなってはファンというわけでもないので私は聴いていませんが、ジャケット風の画像は作れそうな気がしたのでちょっと試してみました。コードは次:結果はこんな感じ:……えー、つまり元の写真のセンスが大事ということですね、これは。とほほ。また"async"のジャケット画像作成に用いられている高谷史郎氏の toposcan という技法は、こんな簡単なコードでは再現できない複雑な処理をやっている、のでしょう。たぶん。2018-04-01(Sun)追記:コードをGitHubGistに移動しました。
エントリを表示

ネガティブな世界に抗うために - M01D"Believing"

公開: / 最終更新日:
――強い意志で、信じるために。Believing(Processing Sound Visualization Study)最初の決め一発勝負の曲で、途中ちゃんと展開させようかとかメロディをつけようかとかちょっと迷ったのですが、押し切ったほうがよかろうということで短くまとめました。音色もシミュレーション系のみ使用。ギターはそのうち誰かに弾いてもらえるといいなあ。あ、あと貧乏性が鎌首をもたげたのでT-RackS CS Opto Compressorを軽くかけてあります。動画は、Hard to ProtectのそれをベースにSmooth Streamの実装を反映させて調整したらえらく派手になりました。曲調にあった狙いどおりの感じで気に入っております。次は歌もの希望。しかし最近はインスト脳………
エントリを表示

だらだらだらっと - M01D"Smooth Stream"

公開: / 最終更新日:
――した曲を作りたかったのです、が。Smooth Stream(Processing Sound Visualization Study)某超有名曲のフレーズを元にしたリフを思いついて、ミニマルなテクノの長い曲を目指したのですが、物足りなくなって長めのフレーズを入れたらぜんぜん違う方向に行ってしまって、結局最初に思いついたリフは登場する機会がなくなってしまいました。まあそういうこともあるさ。前回のインスト同様リバーブはTracktion 5でかけました。すごく薄いので特徴は出てないかも。動画はまたもやレベルメーター系。パーリンノイズで揺らしてちょっとおもしろい感じになりました、が、あんまり汎用的じゃないかもしれません。次もインストです。たぶん。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)…
エントリを表示

普段使わない音色を使おうシリーズの復活 - M01D"Hard to Protect"

公開: / 最終更新日:
――とはいえほんのすこしだったりして、看板に偽りありですが。Hard to Protect(Processing Sound Visualization Study)仕事行きたくないようと布団の中でまどろんでいるなかでベースのフレーズを思いつき、とりあえずM01Dに入力して試しているうちにいままで使ったことのないPowerChordという音色を発見し、三拍子と五拍子のコンビネーションにすることにしたところでだいたいかたちになりました。上ものはあまりフレーズが思いつかなくてちょっと苦労しましたが。リバーブはTracktion 5でかけました。ちょっと癖が見えた気がするので、もう使わないかも。同社のDAW Essentials Collectionの購入を検討していて、メディア・インテグレーションが早く販売開始してくれないかなあと思っているのですが、さて………
エントリを表示

いつもどおり自転車に乗って - M01D"With my favorite bicycle"

公開: / 最終更新日:
――丘を越えて買い物に、というイメージで。With my favorite bicycle(Processing sound visualization study)今年は途方にくれるくらいメディアの送り手側の訃報、それも突然のものが多くて、自らの行く末に思いを馳せずにはいられませんでした。自分だっていつ死んでもおかしくない歳なのだとの思いも強まりました。今年はSoundCloudでの再生数が Group 機能提供終了後雀の涙くらいに減り、なかなか気分も上向かないのですが、稚拙ではあっても完成度が低いと思われたとしても人目の触れるところにおいておけば誰かに届くかもしれない、そう思って来年も同じように活動するか、などと考えたりしています。作品のほうは前振りとは関係なく、思いついたベースのフレーズを手癖で発展させていったもの。基本のリズムとメロディを決めて、転調することにして構成が決まって、コードやシーケンスを詰めていった感じ。めずらしくコンプレッサーとかフェイザーとか使って加工してみました。冒頭のコンプレッサーはもっと下品なくらいかけたほうがよかったかなあ。フェイザーは…
エントリを表示

タイトルに深い意味は - M01D"Through many chaotic stereotypes"

公開: / 最終更新日:
――ありません。Through many chaotic stereotypes(Processing sound visualization study)終盤のベースのフレーズを思いついたので、まずリズムを考えて、イントロの矩形波フレーズをくっつけて、音色はシンセ系にそろえようと決めてその他をそろえた、と言う感じです。構成は手癖、というかメロディを入れるとどうしてもミニマルに徹しきれなくなってしまうというか。そのうちだらーっとしたものでも作りますか。動画はずいぶん前に作ったもので、基本は周波数ごとのレベルメーターですが、直線ではなく曲げるのと重ね描きするのとでちょっと変わった雰囲気を狙ったものです。あらためて見るとすっきりしすぎている気もしましたが、せっかくなので世に出しておこうと。次は歌ものとインストのどちらでしょうか……作りかけてまとまらないインストがあるのですが、歌ものの構想もまとまったものがあったりするのです。お楽しみに。…
エントリを表示

思いのほか陽気な曲に - M01D"Sunny Sunday Street"

公開: / 最終更新日:
――仕上がりました。M01D で作ったインストは何気にひさしぶり。Sunny Sunday Street(Processing sound visualization study)ウッドベースのフレーズを思いついたのであまり深く考えずに音を重ねていきました。当初は歌ものにする色気もあったのですが、メロディがかなり自由になったのでインストで完結させることに。音域を気にしなくていいのは楽だなあ。構成は、ちょっと迷ったのですが、この曲調ならあんまり複雑にしないほうがよかろう、と言うことで手癖で短く済ませました。動画は、最近おとなしめのものが多かったので、派手に動くものに挑戦。あんまり深く考えてなくて、ジェネラティブでもありません。引き出しも到達イメージもないに等しいので思いがけないかたちになっていくところが作る側としては楽しいのですが、見る側と共有できるかは別の話ですねえ。わかってはいるのですが。…
エントリを表示

息抜きに小品を - KORG Gadget(+SONAR)"Trot"

公開: / 最終更新日:
iPhone でも使えると聞いてつい入手したKORG Gadget、私の持っている第五世代 iPod touch では画面がちいさすぎてすこし試しただけでほったらかしにしていたのですが、まったく使わないのももったいない話なので、とりあえず習作という感じでひとつかたちにしてみました。Trot(Processing sound visualization study)とはいえ操作性は劣悪と言っても過言ではなく、デバイスの性能もエフェクトが取りあつかえないくらい貧弱。完成形まで持っていくことは非常に困難なので、KORG Gadget での作業はフレーズと曲の構成を固めるところまでと割り切り、エフェクトやミックスは SONAR で詰めました。使いかたがわかってくるとけっこう楽しくて作業できたので、iPad mini を買っちゃおうかという気がちょっとだけしてます。…
エントリを表示

M1音色縛り - M01D"tiny tiny daydream"

公開: / 最終更新日:
――になったのは期せずして、ですが。tiny tiny daydream(Processing sound visualization study)思いついてメモしたものの使いどころがなさそうでほったらかしにしておいた(どれくらいほったらかしにしておいたかというと、記録に残したのがWaiting forよりあとでUnfocused Illusionより前)フレーズが脳裏によみがえりまして、せっかくなのでかたちにしてみました。まあ手癖の塊ですけどね。音色選択の過程でほとんどが M1 バンクのものになったので、こちらもせっかくなので全部 M1 のもので統一。気が向いたらKORG Legacy Collection の M1で作りなおそう、という余計な考えもなくはないです。動画は、結果からうかがえるかはわかりませんが、やりかたをまったく変えました。…
エントリを表示

深く、静かに - M01D"Infiltration"

公開: / 最終更新日:
沈みこむように。Infiltration(Processing Study)ベースのフレーズを思いついて、これはループ+トラック出し入れものだと思ったのでその方向で素直に作成したもの。音色的には iKaossilator のほうが向いてそうな気もしたのですが、iKaossilator でフレーズを思いどおりに操るのは私にはハードルが高いので、易きに流れて M01D 製です。iPod Touch でも動くようになったので KORG Gadget もつい買ってしまったのですが、さすがに画面がちいさくてまだちゃんと使っていません……動画は例によって Processing によるものですが、今回はサウンドビジュアライゼーションではありません。タイトルから思いついたイメージをパーリンノイズでシンプルに表現した、つもり。簡単なコードの割にはまあまあの表現かな、と自分では思っております。…
エントリを表示

普段使わない音色を使おうシリーズの逆襲 - M01D"Machine Age Dream"

公開: / 最終更新日:
……と言いますか、今回はネタと言いますか。一年の締めくくりとかまったく考えておりません。Machine Age Dream(Processing sound visualization study)思いついたベースのパターンにあう音色が DW-BASS というやつだったので、いままで使いどころのなかった DDM110Kit を組みあわせて、1980 年代、安くなってきたリズムマシンとシンセをシーケンサーで組みあわせて鳴らすのがうれしくてしかたない、というあたりをイメージしてみたわけです。これまでの最速 BPM192 もベロシティの調整を一切行っていないのもそこからの選択、途中で音色が M1+S3 に変わるのはすこし下った時代をイメージして。……などと解説するのも野暮という感じですわな。ダサさを笑っていただければ幸いです。…
エントリを表示

三拍子のファンクっぽいベースラインは…… - M01D"Phase Transition"

公開: / 最終更新日:
はたしてめずらしいのでしょうかそうでもないのでしょうか。Phase Transition(Processing sound visualization study)これもベースラインから思いついた曲。はじめはすべての拍の表にバスドラを置いてハンドクラップをあわせたダンスミュージック系で構想したのですが、右チャンネルの単音ギターを思いついてしまったので途中でハードなファンク系に方針転換。結果的に音色等もあわせてLife Painfulの続編みたいな感じになりました。あそこまでシンプルじゃないですけど。最近シンプルなベースラインの繰り返しで押し切るパターンが多いかなあ。もうちょっとバリエーションも考えないと(<-とりあえず殊勝なことを口にしてみた)動画はベジェ曲線のスタディ。1280x720 のリアルタイム生成イメージはもっと鮮明でけっこうやったぜ!という感じなのですが、残念ながら非力なマシンではそのままでは動画にできず、縦横三分の二にしたものをあらためて拡大しています。ぼけてしまっているのはそのため。あまりおおきなサイズで見ないでいただければ………
エントリを表示

原点回帰の試み、か? - M01D"Sudden Sunshine"

公開: / 最終更新日:
たまり続けるフレーズの断片の中からひとつ引っぱりだしてきてかたちにしてみました。Sudden Sunshine(Processing sound visualization study)リズムとクラビネット入れたあたりで放置していたのですが、ピアノのフレーズを思いついたことで進展。あんまり展開するかたちでもないよなあ、ということで要素出し入れ系で落ち着かせることに。DS-10 でよくやったやりかたですね……そこ、ありきたりだとか言わないように。本人もよくわかっているんですから。動画は、ネタ切れという感じでもうありもでもいいかという気もしたのですが、ちょっと試してみたネタが思いがけずいい感じになったのでそれで。しかしマンネリ気味なのはたしかなので、すこしあたらしい情報を仕入れたいところです。(これまでの作品は「…
エントリを表示

誰の人生にも多かれ少なかれ痛みは満ちていると - M01D"Life Painful"

公開: / 最終更新日:
そう言えるのかもしれませんが。Life Painful(Processing sound visualization study)最初にベースのフレーズを思いつきまして、これは展開させずに押し切るべしと全体を構想。ギター以外のほとんどのパートを入れた一小節のパターンを作ったところでしばらく寝かせ、ディストーションギターとフィードバックギターで左右をふさいでほぼ完成、という感じでした。今回は3DSからの直録りそのままでリバーブを追加せず、音声ファイル版は普段入れている前後の無音部分も入れていません。これはリピートで無限に続けられるようにするためです。もう精神的に辛いときにずーっと聴いていたい気分です。動画はCulvertで試した六角形をさらに回転させたもの。もうすこし要素を増やしたりもしてみたのですが、うるさくなるだけの気もしたので結果的にわりにシンプルにまとめました。よく見ていると中央付近に見慣れない図形が登場したりするのでくりかえし見るのもおすすめです。…
エントリを表示

Tribute to MUTE BEAT and "STALIN" - M01D"Culvert"

公開: / 最終更新日:
さてタイトルのように聴こえますでしょうか。Culvert(Processing sound visualization study)思いついたベースパターンをしばらく頭の中で繰りかえしていたらメロディが乗っかり、そのメロディがトランペットにするしかないという感じだったのでミュート・ビートをイメージモデルにして全体を構成してみました。私にとってトランペットと言えばミュート・ビートですから。M01Dの音色じゃしょぼくなるだろうなあと思っていたのですが、ダブっぽく深めにリバーブをかけたら聴けるようになりました。最初と最後のディレイはミックスでの操作です。しかし振りかえってみると楽曲的には三原重夫さん渾身の一枚である『STALIN』のほうにより影響を受けているようにも思います。「見せたくない」とのベースの類似という表面的な側面もありますが、より本質的にはコードシンボルに頼らない作品作りという点において。「…
エントリを表示

ベタなタイトルに挑戦、のはずが - M01D"Light shimmering in the forest"

公開: / 最終更新日:
なかなかそううまくはいかなくてですね。ベタなタイトルのほうが受ける、と某氏にアドバイスをいただいたのですが。Light shimmering in the forest(Processing sound visualization study)私の記憶にまちがいがなければ基本のパターンは一度はM01Dにメモしておきながら上書きで消してしまったもの。ふたたび思いだしたということはそれなりに印象に残っていたということなのでしょう。音色のチョイスは手癖なので、SEを入れてすこし目先を変えてみたりしたつもり。五月の連休に菊地成孔+大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』を読みまして、その影響で半音使いもちょっとだけ試みたりしてます。本のほうはおもしろく読んだだけなので理屈は一切身についていませんが(<-いばるな)、いわゆるコード進行に縛られないやりかたにも理はあると納得できたのは収穫でした。いや、私のやっていることはでたらめですけどね。…
エントリを表示

Processing 3D study based on boids...? - iKaossilator"Vigilance Activities"

公開: / 最終更新日:
ときどきお送りしているProcessing 3D Study 。今回はBoidsを試すつもりではじめて、最後にはなぜかこんなことに。Vigilance Activities(Processing sound visualization study)菊池先生のツイートでBoidsのことを思いだし、Webで検索したら実装サンプルが見つかったので手を出してみたわけです。主に参考にしたのは次:JavaScript, HTML5で『群れ』をシミュレーションするレシピ (ボイド)Unity で簡単な Boids の群れモデルを実現するしかし音楽にあわせて手を入れていくあいだにBoidsの面影は徐々に薄れ、結局そう言っても気づかれないようなものに。まあそういうこともあるさ。これまでとは傾向の違うビジュアライザーになったのでよしとしましょう。…
エントリを表示

Stereo sound visualizer using Processing 1.5

公開: / 最終更新日:
Slanted Spiral Staircase”や“Unfocused Illusion”、“Frozen Shore”の動画作成に用いたProcessingのコードを整理してGitHubで公開してみました。StereoSoundVisualizer業務のプログラミングだともっとがちがちなコードを書くのですが、Processingを好んで使う層にはわかりやすさを優先したほうがよい気がしたので割とベタに書いてます。むずかしいことや複雑なことはやっていないので読めばわかるコードを書いた、つもり。Settingsと書いたあたりをいろいろ変えて試していただければだいたい様子はわかると思います。どなたかの役にたてばいいなと考えての公開ですが、はたしてそのようなことはあるでしょうか。そのうち自分でもさらに手を入れるつもりです。…
エントリを表示

Processing 3D Studyふたたび - M01D"Frozen Shore"を素材に

公開: / 最終更新日:
これはいままででいちばんでは?Frozen Shore(Processing sound visualization study)汎用化しようと思って“Unfocused Illusion”のコードをいろいろ手直ししている際にcurveTightnessメソッドの存在を知り、周期的に変動させることで線に変化を加え、さらに描画の基準となる点の周囲に二重の円を追加。加えて背景を白にすることでイメージを一新しました。結果“Unfocused Illusion”よりも思わぬ動きが出てますますあやしい感じに。もちろん世にあまたあるビジュアライザーとは比較になりませんが、それでもひとつある水準は越したような気がします。音楽は動画作りをさぼっていた“Frozen Shore”。三拍子で遅いテンポというのも有効に働いている感じです。…
エントリを表示

普段使わない音色を使おうシリーズふたたび - M01D"Unfocused Illusion"

公開: / 最終更新日:
M01Dの保存データをたしかめたところ断片しか記録していない時期を確認しまして、これではいかんということでその中のひとつをかたちにしてみました。インストです。Unfocused Illusion(Processing Study)リズム隊とDW-PianoとDW-Clavのコンビネーションで作ったパターンが元なので、結果としては普段使わない音色を使おうシリーズになってます(前作は“Initial Revelry”)。DW-PianoもDW-Clavも単音だときびしい印象ですが、ディレイをかけたらがらっと変わりました。全般的に手癖になりそうだったのでいままでにない展開を狙いましたが、うまくいったかはあいかわらず心もとない感じ……年末恒例のKORGソフトウェア半額キャンペーンに今年は負けて、…
エントリを表示

ひさしぶりにProcessing 3D Study - DS-10 PLUS"Slanted Spiral Staircase"を素材に

公開: / 最終更新日:
ちょっとネタを思いついたのでProcessingでの3Dスタディを目的とした動画生成に挑戦してみました。3Dへの挑戦はなんとまだ二度目というていたらく。音楽は旧作“Slanted Spiral Staircase”。Slanted Spiral Staircase(Processing Study)複雑なことはやってなくて、再生音声を高速フーリエ変換してボリュームの平均(MinimのFFT#getAvg)を透明度に、もっともおおきいボリュームの周波数帯域インデックスを彩度にマッピングさせた球をZ軸のマイナス位置に生成、フレームごとに後方に消えるまでプラス方向に移動させてます。それだけだと単調なので、右チャンネルと左チャンネルをスクリーン中央を軸に対抗に配置させ、テンポにあわせた時計回りへの回転も付加。フレームレートを上げると螺旋を描く様子がよく見えてくるのですが、リアルタイム動画生成の処理の限界でこの動画は15fps。残念。スクリーンのサイズも16:9ではありますが生成時サイズは640x320で、動画編集の際に二倍に拡大してます。Processingだとこのへんが限界ですかねえ。まあいままででいちばんビジュアライザーっぽくなったような気がするのでよしとしますか。…
エントリを表示

これから迎える冬の朝に - M01D"Morning Grow"

公開: / 最終更新日:
今年中にあと一曲、なんとかなりました。Morning Grow(Processing Study)朝出社の用意をしているときにモチーフを思いついたので手早く記録して、ついでカリンバのシーケンスパターンを思いついたので重ねて、そのまま素直に発展させていきました。なので“Morning Grow”。ちょっと物寂しい雰囲気がこれから迎える冬の朝にあっているかな、と。音色は“Initial Reverly”とは正反対に好みのものを開きなおって多用。このあたりがどれも同じように聴こえる一因なんですが、まあいいじゃないですか好きなんだから。ただM01Dだけだと余韻があっさり気味だったので残響の長いリバーブをかけてあります。動画はベジェ曲線の制御点やカーブの開始点・終了点を最大音量の周波数とそのインデックスで指定したもの。厳密にやっているわけではありませんが、一種のレベルメーターになってます。本当にシンプルなことしかやってませんが、当初想定よりおもしろくなりました。残念ながらPCの性能の限界で8fpsでの生成で、24fpsだとまたちょっと見えかたが違ってくるのですが、お見せできなくて残念。…
エントリを表示

Processing Study Archive(2014-11)

公開: / 最終更新日:
各所に適当に置いてまわっていたProcessingのスタディもすこしはまとめるか、ということでひとつエントリを挙げてみます。Processing.jsだと再現しにくそうなものあるのですべて出力した静止画で。コードやPNG画像をご希望の方はご相談を。動画利用への色気があるのでどれも1280x720のHD解像度です(PCやタブレットで閲覧している方は画像を選択すると拡大表示します)。

Texture #1

上下に単純に線を引いてるだけですが、色の指定の仕方で金属光沢っぽく。

Spread Stream

スプレーを吹いたような効果が出せないものかと試してみたもの。

Texture #2

グリッドをパーリンノイズでおおきく移動し、それぞれの点を淡く塗りつぶしたところ、モノクロだと思いがけず雪が積もったような雰囲気が。パーリンノイズでの着色を彩度を上げてはっきりさせていったらまた違った雰囲気になりました。…
エントリを表示

普段使わない音色を使おうシリーズ - M01D+GUMI"Initial Revelry"

公開: / 最終更新日:
新作は普段使わない音色を使おうシリーズ(いま考えた)、“Initial Revelry”です。Initial Revelry(Processing Study)D&B Kitを使ったパターンが組めたので、それを元に基本はトラック出し入れ系で行こうと決めて、バリトンサックスのフレーズを思いついたところで方向性が固まった感じ。ボイスは比較的初期に入れることに決めていて、これはテイ・トウワ氏Radioの影響。コンガは最後、余った1トラックを無駄にしてもいいかなあと思っていたところで発案しました。パーカッションのフレーズはもうすこし使えるようになりたいところです。今回は動画はお休み。ネタはいくつか仕込んではみたものの煮詰まるまでには至らず……(これまでの作品は「はりぼてミュージアム
エントリを表示

Tribute to Takano Hiroshi 25th Anniversary

公開: / 最終更新日:
高野寛氏の代表曲のひとつ、「夜の海を走って月を見た」のカバーに挑戦。Cover - 夜の海を走って月を見た(feat. GUMI and KORG M01D)実はカバーしようと思っていた曲は他にあるのですが、リズムとかいろいろ思いついてしまったものでつい勢いで。ファーストアルバム収録のオリジナルベストアルバム収録のニューバージョンライブアルバム収録の弾き語りバージョン2011年の新録バージョンとご自身によっても何度も録音されているの分の悪いことおびただしいのですが、そのどれとも違う感じになるように、無機的な雰囲気を狙ってみました。貧弱に聴こえるM01Dのピアノやギター(しかもレガートに聴かせられない……)をどうするかはちょっと悩みましたが、これはこれで1980年代後半を感じさせてありかという気もしたので、ひとまずはこのかたちで。もしかしたらそのうち音色を差し替えて再挑戦するかもしれません。…
エントリを表示

構想数週間、制作数時間 - M01D+GUMI"海鳴り揺れる日の"公開

公開: / 最終更新日:
ピアプロは優れた作品がたくさん投稿されていますが、もちろんあらゆる傾向の作品が存在することなどありえるはずもなく、あたらしく作った曲にイラストを使わせていただこうと思ってもイメージとあうものが見つかるとはかぎりません。近作では「海鳴り揺れる日の」がそれで、そのうちいいものが見つかるかなと思いながらピアプロをながめつづけて数ヶ月。このまま待ってもどうかなという気になったので重い腰をあげてカメラ片手にうろつきまわって素材を確保してまいりました。素材さえそろえばあとは数時間の作業で動画らしきかたちを整えるだけです。海鳴り揺れる日の(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)白黒のイメージは GIMP 2.8 の「フィルタ」-「芸術的効果」-「写真コピー」で生成。輪郭抽出するより線画っぽい感じになります。重ねたうしろ姿は例によって…
エントリを表示

ジェネラティブ・アート手習い(その3)

公開: / 最終更新日:
いちいち書いたりはしていませんが、けっこうひんぱんにProcessingでいろいろ試したりしています。しかし基礎のない人間の悲しさ、イメージどおりいかないことも多く、イメージどおりいったと思ってもぜんぜんだめだったりということがほとんどだったりします。とほほ。そんな中でこれはなかなかうまくいったほうではないかと。

Echo under the ground(Processing Study)

はじめは箸にも棒にもかからない感じだったのですが、なんとなくあきらめがつかず粘っていたらここまできました。三角関数で周期性を与えるやりかたについてはすこしつかめてきたような気がします。しかし三次元までは遠いなあ………
エントリを表示

最長記録樹立

公開: / 最終更新日:
7分になってしまいました。ひゃー。

Hollow Heart(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)

言葉とあわせて黙々と積みあげていった結果なので切り詰める余地はありません。とほほ。しょーがないので音楽的なネタはいくつか破棄。まあ別の機会で使うこともあるでしょう。たぶん。動画は例によってProcessingで作成、しかも1.5.1利用です。6月にリリースされた2.0からはMovieMakerクラスは取り除かれてしまったので……。しかし今回はじめて作成した動画がQuickTimeをクラッシュさせる現象に遭遇。試行錯誤を重ねたところ動画タイプの指定をMOTION_JPEG_AからMOTION_JPEG_Bに変更したら問題なくなりました。前にも書いたとおりMOTION_JPEG_AとMOTION_JPEG_Bの違いは判然としないのですが、なにかが違うことだけはわかりました……しかしだからどうしろと………
エントリを表示

最終形ルースターズにありったけの敬意を込めて

公開: / 最終更新日:
無謀にも換骨奪胎に挑戦。さてその結果は?これもネタを思いついたのは覚えていないくらい昔で、といっても16ビートベースにしたイントロのフレーズとメロディとベースのアイディアくらいの話だったので、挑戦するにあたりあらためてコード進行と構成をまじめに追いかけたところ、その緻密さに感心することしきり。「アレンジの下山くんの才能はすごいと思う」という三原重夫氏の言葉をいまごろになって実感しました。まあ花田裕之氏入魂のギターソロを含むオリジナルと勝負になるわけはないので、一ファンとしてできるかぎりのことを目指してみました。いまはこれがせいいっぱい、という感じです。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)…
エントリを表示

新曲 - Frosty Forest

公開: / 最終更新日:
そういえば最近アンビエントものを作っていないなあ、というわけで一曲。最近とは言ってもM01で作りかけだったものをかたちにしたので厳密にはちと前のものになりますが。なんだか冷ややかな感じが出た気がするので季節にぴったりではないかとも思ったりするわけですが、いかがでしょうかね。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)
エントリを表示

便乗手法ふたたび

公開: / 最終更新日:
6月26日はVOCALOID MegpoidのキャラクターであるGUMIの誕生日だそうで。まあひらたく言えば発売四周年ってことですな(<-身も蓋もない)。そんな注目されている時期に公開すればもしかしたら人の目に触れる機会もいつもより多いかもしれないとのよこしまな下心を忍ばせつつ。

呼ぶ声を、いま(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)

思いついたメロディをいじっていたら「廻る夜明けに」に似てなくもない感じになってきたので、ちょっと意識して似てるかもしれないけれど異なるメロディを目指してみました。「廻る夜明けに」は意図してシンプルな繰りかえしにしたので、こちらは繰りかえしにならないメロディの操作を試みたという感じです。結果として歌ものとしてはかなり無茶な音域になっております。自分でも歌えません…
エントリを表示

KORG M01D発売……延期……記念……

公開: / 最終更新日:
KORG M01D発売記念と称してあえてKORG M01で作った作品を公開するつもりでいたら発売延期になってしまいましたとほほ。発売まで待ってられないのでさっさと公開。

Gated Access(Processing Study #9)

実は、と言うほどのことはありませんが、「セケンノハテマデ」でひさびさにその名前を目にして以来しばらくベスト盤やら映画やらを買ってラッシュをよく聞いておりまして、たぶんそのあたりの影響で出てきたと思われるベースのフレーズをベースに、KORG DS-10でやり慣れたパターン組みあわせとトラック出し入れのイメージで全体を構成してみました。あんまりM01ぽくない作りかたじゃないかと思いますが、DS-10と違ってくりかえすフレーズをちょこまか変えられるのはやっぱり便利ですね。…
エントリを表示

TimelapseMovieMaker

公開: / 最終更新日:
もしかしたら参考になる人がいるかもしれないと思い、Curious Wind Blows(Timelapse Movie Study #1)作成に使ったタイムラプスムービー作成プログラムをダウンロードできるようにしておきます。次のリンクからダウンロードしてください。TimelapseMovieMaker.zip使いかたはこんな感じ。適当なディレクトリ(フォルダ)を作成し、タイムラプスムービーの元になる画像をコピーします。作成したディレクトリには元になる画像だけを置いてください。プログラム先頭の各変数にそれぞれの情報を設定してください:screenWidthムービーの幅screenHeightムービーの高さ…
エントリを表示

タイムラプスムービーに挑戦

公開: / 最終更新日:
YouTube投稿用にもうすこし動画を手軽に作れないかなあとぼんやりと考えていたところ、インターバルタイマーで撮影した写真をまとめたものをタイムラプスムービーと呼ぶという記事を雑誌で見かけまして、ちょっと試してみました。

Curious Wind Blows(Timelapse Movie Study #1)

手順としてはだいたいこんな感じ。1) まず素材の写真を撮影しました。手持ちのリコーCAPLIO GX100がインターバルタイマー撮影可能だったので最短間隔の5秒で電池が切れるまで撮影。どれくらい撮影するか見当がつかなかったので写真のサイズは1280*960に設定。結果的には1704枚撮影しました。…
エントリを表示

ジェネラティブ・アート手習い(その2)

公開: / 最終更新日:
パーリンノイズと三角関数をこねくりまわしてたらなんとなく見られるものになったので動画にしてみました。

If you find a seed of emotion(Processing Study #8)

彩度とアルファチャンネルでごまかしているような気もしますが、まあそれはそれということで。なんと言いますか、はてしなくいじっているとそのうち偶然作品っぽいものに到達するという感じでまだまだ効率が悪くてしかたがありません。ある程度不自由なく操れるようになるまでどれだけかかることやら。…
エントリを表示

はじめてのジェネラティブ・アー……ト?

公開: / 最終更新日:
function getProcessingSketchId () { return 'Processing-Triangle'; }この年末年始は『ジェネラティブ・アート - Processingによる実践ガイド』という本を読んでました。なかなか興味深い内容だったので、早速腕試しをひとつ。Your browser does not support the canvas tag.JavaScript is required to view the contents of this page.Source code:Triangleブラウザ上で簡単に動かすためにProcessing2.0βを使って…
エントリを表示

Processing Study #6: Pajamas Party

公開: / 最終更新日:
ちょっと思いついたのでぱっと作ってみました。楽しげな雰囲気が出せていたならおなぐさみ。

Pajamas Party(Processing Study #6)

偶然性なし、入力変換なし、ということで言えばSwaying Heartsに近いものと言えます。

Swaying Hearts(Processing Study #2)

この手のものはアイディア勝負なので思いついたらまたなにかやるかもしれません。…
エントリを表示

初挑戦その二

公開: / 最終更新日:
009 RE:CYBORG』公開記念(<-適当なことを言ってみる)。Processingで3Dグラフィックスを取りあつかってみました。

Little Dramatic Corner(Processing Study #5)

座標系だけでライトとか反射とかぜんぜん触れてないので世間のイメージするところの3Dグラフィックスには遠く及びませんが、なんとなくCGぽくなったと言えなくもないのではないかと……そんなことないか。画面の左右をそれぞれのチャンネルに見立て、縦軸を周波数に、横軸をデシベルの音量に、奥行き方向を時間軸にして各ポイントを塗りつぶしてます。塗りつぶしているはずなのに空きが見えるのは再生バッファがちいさいためですが、理由はよくわかりません。まあ思いがけない表現になったので結果オーライということで。あとは色相を八小節単位で循環、彩度を曲全体通して徐々に増加、明度は時間軸方向で減少、という感じで計算。意外に見られるものになったなあ、というのが個人的な印象です。…
エントリを表示

ついてしまいました

公開: / 最終更新日:
Q: なにが?A: 歌詞が。ついてしまったものはしかたがありません。

Muted Memory(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)

本当はLittle Dramatic Cornerあたりのほうが歌メロになるんじゃないかという気がずっとしているのですけど、そう思っているものにはぜんぜんつく気配がないんですよねえ。それでいてまったく思ってもいなかったものにふとついたりするわけですから不思議というかなんというか。次ははたしてどうなることやら。…
エントリを表示

Create movie using Processing on 64bit Windows 7

公開: / 最終更新日:
「遠い傷痕」のムービークリップ、クリップそのものは思いついてしまえば比較的スムーズに作成できましたが、64ビット版Windows 7に切り替えてからはじめての作業だったので思わぬところでトラブルに巻きこまれました。MovieMakerクラスでムービーを作成しようとすると例外が発生するのです。NoClassDefFoundErrorだのUnsatisfiedLinkErrorだのが乱れ飛ぶ中、いろいろ調べてなんとか解決。要するにこういうことでした。QuickTimeが32ビット版しかないので、Javaも32ビット版を用意する。QuickTime for Javaの設定情報を確実に反映させるため、JavaをインストールしたあとにQuickTimeをインストール(インストール済みのときは再インストール)する。…
エントリを表示

落ち穂拾い

公開: / 最終更新日:
ムービークリップも作ってみました。

遠い傷痕(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)

曲のほうを作っているあいだはアイディアがわかず、ピアプロで探してもしっくりくるものがなかったので今回はまあいいかと思っていたのですが、曲を固めて公開準備をはじめたあたりでふっとイメージが浮かんできたのでした。人間の想像力っておもしろいなあ。絵を描く修練は積んでいないのでMikuMikuMovingさぼてんさんの作成されたGUMIモデルデータを使って静止画を作成し、それをさらにPhotoshop Elementで加工してからProcessingで動画にするという、なにやってんだおまえ的なプロセスを踏んでいます。なにやってんだ俺は。…
エントリを表示

便乗手法

公開: / 最終更新日:
一部ではGUMI誕生祭とかいうもので盛りあがっているようでして。http://www.ssw.co.jp/products/vocal3/megpoid/hb/index.htmlまああんまし関心があるわけでもなく関係もないわけですが、その中で楽曲コンテストというものをやっているのを目にしまして。http://www.ssw.co.jp/products/vocal3/megpoid/hb/index.html#2応募規定の曲長1分半から2分程度という条件が妙に頭に残ってしまって、なんとなくひとつかたちにしてみました。

追憶の甘い枷(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)

エントリを表示

To future, from past.

公開: / 最終更新日:
もしも若くて野心があって才能を信じているときに音楽を形にすることができていたら、きっと固い殻を作ってその殻越しに投げつけるようなスタイルを選んでいたのではないかという気がする。しかしもうとっくに若くもなく野心も失せ才能のなさも身に沁みて、こだわりもだいぶ薄れ、できることはなんでもやってみようかという気のほうが強くなっている。だから作りものめいていても借りものっぽくても嘘くさくても荒削りだと思っても、できたものは自分で評価したりせずにできるだけ出してしまおうと思っている。……と言うような話はたしか前にも書いた。今回の作品もそんなうちのひとつで、音はともかく詞は、昔なら思いついてもらしくないとでも考えて完成まで至らなかったのではないかという気がする。…
エントリを表示

今回はゲストをお招きしました

公開: / 最終更新日:
VOCALOID3 Megpoid Whisper, GUMIさんです。

Tea Time Chat(feat. GUMI, VOCALOID Megpoid Whisper)

……やー、ちょっと魔が差しまして。もともとはこれとは別に思いついたメロディに歌詞がつくんじゃないかとふと思ったのがきっかけでして、そしたら歌詞ができてしまったもので。しかし曲調が自分で歌うようなものではなくて、歌詞もそんな感じになったので、これは誰かかなにかに別のかたちで歌ってもらおう、と。そちらのほうはまたあらためてお聞かせしたいと思いますが、その前にちょっと試してみたのがこちらです。…
エントリを表示

Processing Study #4: Accelarated City Wanderer

公開: / 最終更新日:
ちょっと思いついたのでぱっと作ってみました。

Accelarated City Wanderer(Processing Study #4)

描画フレーム時点の音の波形を高速フーリエ変換で周波数スペクトラムに変換し、その中の22.5Hz(A1)から1320Hz(A7)までを取りだして、常用対数スケールにした値をHSV色空間の彩度にマッピングした色で矩形を描画しています……何のことかわからないかもしれませんが、大丈夫、書いている本人もよくわかっているわけではありません(<-おい)。…
エントリを表示

Processing Study #3: In Closed Blue Room

公開: / 最終更新日:
ひさしぶりにProcessingをいじってたらちょっと簡単にできそうなネタを思いついたのでさくっと試してみました。

In Closed Blue Room(Processing Study #3)

元の曲は「部屋向けの音楽……か? 」で公開したものです。ネタを明かせばフレーム描画時の再生音声の波を縦軸分だけ表示するだけの単純な処理ですが、色のつけかたと履歴の取りあつかいでちょっとかたちになっているかな、と。しかしやっぱり試してみるもので、最後は予期せぬ展開になって自分でも楽しめました。入力や偶然を生かした方向もおもしろそうだと認識した次第。…
エントリを表示

Process Processing with Eclipse

公開: / 最終更新日:
Processingの標準開発環境(sketchbookと言うそうな)はコンパクトながら構文の色分け表示など必要最小限の機能は備えていてそんなに悪くはないのですが、いかんせん近頃の至れり尽くせりの統合開発環境になれた身にはちょっと厳しいものがあります。またコードの共有が原則的には考慮されていない点もオブジェクト指向屋としてはマイナスポイント。というわけでEclipseでの開発環境を整備して前作のコードを整理しながらもう一本習作を作ってみました。

Swaying Hearts(Processing Study #2)

エントリを表示

Talk about Processing's MovieMaker class

公開: / 最終更新日:
グラフィックプログラミング環境としてはお手軽なProcessingですが、リファレンスはお世辞にも充実しているとは言えません。MovieMakerクラスのリファレンスを参照して途方に暮れた人は少なからずいるのではないでしょうか。Parametersのtypeとqualityに定数が列挙してあるだけというのはいまどき信じられない手抜きっぷりです。こういうところこそ普段プログラミングに縁のない人向けに充実させたほうがいいのに……ことに日本語の情報が不足しているようなので、わかる範囲でコメントを。Descriptionにも書いてあるようにMovieMakerクラスで作成するのはQuickTimeムービーです。Windowsの場合QuickTimeがインストールされていないと動作しないと思われます(QuickTime for JavaのAPIを用いているものと推測)。…
エントリを表示

I'm processing "Processing"

公開: / 最終更新日:
某イベントに足を運んだときに“Processing”という単語を目にしまして、聞いたことあるけどどんなんだったけなあとちっと調べてみました。http://processing.org/http://processing.jp/http://ja.wikipedia.org/wiki/Processingふむふむ、Javaアプレットをベースに独自の統合開発環境を用意することでオブジェクト指向やクラスの概念の隠蔽しグラフィカルな表現の容易な実現を図っているわけですな。動画も簡単に作れますよ、と。なるほど。というわけで簡単に習作を作ってみました。

Current Floating Twilight(Processing Study #1)

エントリを表示

Pick up work

最近のエントリ

アーカイブ

ブログ情報