New single "引き潮に寄せて + 光の足跡と" is out now
最近bandcampに歌ものをアップロードしていなかったので、つながりの感じられる2曲をカップリング、シングルとして公開しました。お聴きいただければ幸いです。引き潮に寄せて + 光の足跡と by Sad Juno
KORG M01D での新作、"Will(to keep death away)"を公開しました。お聴きいただければ幸いです。今回の作品には "Techno" のタグをつけました。私はジャンルを聴き分ける熱意と能力に欠ける人間なのですが、今後自作にはいままでよりすこし積極的に、誤用を恐れずにタグ付けしていこうと思います。タグ付けもまた一つの意志表明の手段である――昨年末にアンダーグラウンド・レジスタンスの作品をある程度あらためてまとめて聴いて、そう考えを改めました。
M01D+GUMI の新曲、"再びの朝"を公開しました。先日、ある方が所属する地下アイドルの正式メンバーに昇格、との文章を目にしました(名前は趣旨と関係ないので記しません)。アイドルの世界にはまったく明るくないため、地下アイドルにも「正式」という序列が存在することをはじめて知りました。いわゆるメジャーなアイドルグループのシステムに倣っているのでしょうか。評価する / されるという関係が当然のようにあり、その結果として序列が定まる。あまりに普遍的なこの社会の在りかたからは容易には逃れられません。私自身労働の現場では評価する / される主体として立ちあらわれざるを得ず、その価値観を相当程度内面化していることは認めざるを得ません。批判的な視座は手放さないとしても、構造を変えるのも容易ではありません。その希望は失わないにしても。…
突然のリモートワーク移行から一年以上が過ぎました。近頃はメンタルに刻まれた行動範囲の制約によるダメージが更に深まっているように感じます。仮に生活が旧に復したとしても、このダメージが癒えるまでにはしばらくかかるのではないかと思われます。陰鬱な日常において快楽を求める願いが生じるのは当然のことかもしれません。しかしケと対比してハレとして快楽があらわれるのであれば、それはそもそも細切れとしてしかありえないのかもしれません。ほどなく尽きるハレの快楽を、それでも求めるものなのか……答を出しかねるまま、問いを残します。生きるよすがとなることを願って。…
チャドウィック・ボーズマン追悼で映画『21 ブリッジ』を鑑賞、エンドクレジットで流れた曲が印象に残る中で浮かんだフレーズを元に黙々と積み上げたものです。持っていきかたによってはいわゆるシネマティックな音楽になったかとも思うのですが、ある種のゲームミュージックや劇伴のようなドラマティックな展開の語彙を忌避する感覚が自分の中には強くあり、そちらには向かいませんでした。結果として手癖・マンネリのたぐいになっているかとは自分でも思います。しかし感情の操作を肯定し実践するような術を是とするにはいまの世界はあまりに脆弱であるように思えます。衰弱しつつあるように思える世界にあって、ささやかでたしかかもわかりかねる音をひとまず響かせてみせること――目指していたのはそんなことなのかもしれません。…
「君」という言葉は該当箇所の歌詞を考えているときに唐突に出てきました。意識的な選択ではないので意味があろうとタイトルに含めようと英訳で Web を検索して、歌詞のほうで「宿る」としていたところを「写る」に変えました。「写る」は手癖で使いがちなのでタイトルに使わなければ避けたと思います。ですがこの歌詞の文脈では使用が適切と判断しました。外部の、他者の示唆のために。夢も望みも願いも未来も、一人だけのものとは言えません。どんなものでも、他者と、世界と共にあります。目に写るのはその人とは別にある未来。その未来と、誰であっても、共にあればいい。そう思ったのです、連ねた言葉から。…
歌ものの歌詞は制作プロセスの都合上トラックがほぼ完成してから考えることがほとんどです。トラック制作中にキーワードのようなものも思い浮かばなかったときはメロディにあてはまる語感を頼りに言葉をとにかく列挙してつながりを探ります。語彙の偏る所以ですが、同時に日々の関心を表現に接続する機会にもなっています。ある意味制作時のドキュメントなわけです。連なりが直接的・具体的な物語につながらなかった場合その性格はより強まります――言わば抽象的・俯瞰的なドキュメントとしての歌詞。だし末尾はあえて思考から乖離させることがままあります。これは流れを否定的に終わらせないよう心掛けているためです。ある種の願いを込めていると言ってもよいでしょう――希望を。…
というわけで M01D の新曲、"Alternate formation lap"を公開しました。聴く人が聴けばお分かりかと思いますが、本作の冒頭はエブリシング・バット・ザ・ガールの"Firewall"の強い影響下にあります。エレピのメロディを思いついた結果展開が生じたこともあり最終的にはけっこう異なったものになりましたが、もっと寄せる方向で作ってもよかったかもしれません。個人的には TR-808 由来のクラップ音を使えてよかったかな、と。動画のほうは例によってつぶやき Processing の以下同文。最初はいろいろ手をかけていたのですが、見返すとあまり効果のあがっていない感が強かったので最終的には一発ネタで押し切ることにしました。酩酊感が出てよかったかなあ、というのは結果論ですが。…
そんなわけで M01D の新曲、"Daily coding report"を公開しました。坂本龍一「黄土高原」のシーケンスフレーズがベースになったフレーズが脳裏に浮かんだので、それを元に作成。最初は「黄土高原」まではいかなくてもコード進行のある普通のポップスっぽい曲にしようかと思ったのですが、作業を進めてもそちらのほうには傾かずけっきょくいつもの手癖の感じになりました。かわいい感じになったからまあいいか。動画は、前作Spinning Signalsの一部と似ているように見えますが、ロジックそのものはまったく別物。にもかかわらず同じような表現になるのはひとえに私の引き出し不足によるもの……なんか音楽も動画も同じようにマンネリな感じになっている気がしなくもないですが、今回の場合は曲調が曲調なのでまあいいか……いや、やっぱりすこしは精進したいところですね。…
というわけで M01D の新曲、"Spinning Signals"を公開しました。最近お気に入りでよく聴いている、エレピのアルペジオが印象的な深夜、光跡という曲がありまして、そちらにインスパイアされたと思われるアルペジオのフレーズを元に小品としてまとめてみました。いちばん苦労したのはタイトルかも。動画のほうは例によってつぶやき Processing のスタディの成果に手を入れたもの。文字数制限がないんだからと途中でサウンドとまったく関係なくビジュアライズを切り替える処理を入れたらだいぶ派手になった気がします。この方向とサウンドビジュアライゼーションを組みあわせるとよさそう、というのがいまのとこの感触ですが、さて……。せっかくなので Gist に…
そんなわけで M01D+GUMI の新曲、"明ける空へと"を公開しました。サビのメロディを思いついたのでメモし、最初はメロディ主体で構成しようかと思ったのですがだんだんベースが先行したり他の楽器が先行したりして割りにカオスに全体を固めていきました。とはいえ手癖の範疇なのでできあがりは普段とあまり変わりませんね。これを安定と取るかマンネリと取るか……は私の課題か。動画のほうは例によってつぶやき Processing のスタディの成果。前作に引き続き Processing のcopy メソッドを使って、今回はトンネルを通過しているような効果を狙いました。同メソッドは全体を対象にするとちょっと動きがおかしくなることがあるのですが(p5.js だとそんなことない)、それも味になるといいかなあ、という感じです。…
というわけで M01D の新曲、"Async Resistance Generators"を公開しました。これは前作作成の終盤に思いついたものイントロのドラムのパターンを発展させたもの。偶然ですがすごーくチョッパー(not スラップ)っぽいベースのフレーズも記録できて、予告どおりビートの強いサウンドになりました。満足満足。替わりに構成が手癖になったりメロディがSmall bird in the rainっぽくなったりしましたが、まあ許容範囲ということで。動画のほうはつぶやきプロセッシングで見かけた手法をつぶやきプロセッシングの文字数にこだわらずに試作してみたもの。なんか昔のビデオアートっぽい雰囲気になりました。まだちょっと手になじんだ感じがしませんが、この方向を突き詰めていっても先があるかはよくわからないので悩ましいところです。…
というわけで M01D の新曲、"Whispers of Ghosts"を公開しました。思いついたピアノのフレーズが頭から消えなかったのでメモして手癖でまとめたものです。一時期凝っていたアコースティックピアノ+深いリバーブの組みあわせ(たとえばShallow Meditationなど)のバリエーションですね。音色を選んでいたら結果 01/W バンクのものがほとんどになったので 01/W 縛りにしてもよかったかもしれませんが、リズムを入れてしまったので叶わず。動画のほうは例によってつぶやきプロセッシングの成果に少々手を加えたもの。単調に見えるかとは思いますが、いまの私の心象風景にはあっているので、その旨ご承知おきいただければ幸いです。とはいえもうすこし技を増やしたいところではあります………
というわけで M01D の新曲、"Endless Speechless"を公開しました。コーラス系の音色をドローン的に重ねてスローなアンビエントにすればいいんじゃないかと思って作りはじめたのですが、いろいろ音色を試しているうちに普段使わない音色を使おうシリーズになりました。低音域中心でこもった感じになっているのは半ば意図的、半ばはiZotope Ozone 9 Elementsを使わなかったためです。Ozone 9 Elements を適用したら Master Assistant でもプリセットでも音割れが発生したので、おそらくマキシマイザーと相性が悪いのでしょう。…
昨年に引き続きGUMI 生誕祭での投稿になりましたが、狙ったわけではなく作っていた曲の完成がたまたま近かっのでせっかくだからあわせたという感じです。最近の作品の中では比較的普通の歌ものポップスだからというのもあるかもしれません……あいかわらず音域無茶苦茶ですが。しかも最初にサビと「ツキノワ」というフレーズを思いついて作りはじめて、なんでこうなるのかという……動画のほうはつぶやき Processing の成果をフィードバックし、かつそれだけだとちょっと物足りなかったので HitFilm Express ですこしだけ味付け。Free Music Video Maker…
そんなわけで M01D の新曲、"Pretty Good Planetation"を公開しました。イントロのシーケンスフレーズを思いついて、これは YMO の"Cosmic Surfin'"みたいにできるんじゃないかと挑戦してみたのですが M01D のシンセ系の音色だとちょっとイメージにあうものがなくて、ならばと生音系に方針転換、できる範囲でベースに凝ってコードを進行させて、しかし展開に凝るイメージでもないかと思ってコンパクトにまとめてみました。結果気づいてみたらえらい短い曲に。まあビリー・アイリッシュだって三分ちょっとですし(<-くらべるな)。関係ありませんが YMO ファーストアルバムの"Cosmic Surfin'"っていまあらためて聴くと音山盛り入ってますね。昔は気がつきませんでした。…
というわけで M01D+GUMI の新曲、"Dance beat's gonna change the world"を公開しました。思いついたラップみたいなメロディとフレーズが頭から離れなかったのでメモしてから数か月、ようやくやる気になったのでメロディにあうフレーズをたくさん挙げてから全体を組み立てはじめ、構成を固めてからフレーズをあてはめていきました。いつもどおり手癖に寄ったのと最初と最後のフレーズがきれいに対応したのとで最初に思っていたのとはちがうものになりましたが、まあいいか。ただなんかスタディみたいな感覚は残っているので、そのうちやり直すかもしれません。今回は初体験が二つ。ひとつは…
というわけで M01D の新曲、"Polar day slumber"を公開しました。わかるひとにはおわかりかと思いますが、本作はケン・イシイ"Endless Season"の強い影響下にあります。最初に思いついたシーケンスフレーズからの連想で全体似せてやろうと試みてみたもの。とはいえなんかやっているといろいろ違うことを思いついて入れたりしたので似ているかという点では最終的にはけっこう違うものになっている、かもしれません。まあほらそもそもの才能がね……桁違いに差がありますからね……。個人的にはひさびさに ToronikaKit を使ったのがトピックです。指定していない音の鳴る謎のキットでひさびさに楽しみました。…
というわけで M01D+GUMI の新曲、"孤独の鼓動と共に"を公開しました。落ちつくかに見えた労働状況がふたたび 11 時間労働だの 12 時間労働だのに突入したり週末にもいろいろ予定が入ったりと趣味どころか生活に割く時間もままならない昨今、思いついたリズムをベースにバッキングを二日くらいで一気に仕上げました。完全に手癖。しかし歌ものにしようとしたのがまちがいで、思っていたより数の多い言葉をひねり出すため出勤時間に頭を悩ます始末……まあなんとかかたちになりました。動画のほうは昔の Processing スタディを引っぱり出してきたもの。サウンドヴィジュアライゼーションではありません。レイマーチングだと重たい気がしたのでこうしたのですが、作ってみたら今後もこれくらいでいいのかも、という気が。とはいえアイディアを出す時間が………
というわけで M01D+GUMI の新曲、"泡立つ月、浮かぶ路"を公開しました。昨年晩秋にひさしぶりに 11 時間労働だの 12 時間労働だのに従事する羽目になり、加えてメインマシン ThinkPad T420 のキーボードに不調が発生、やる気の起きないままいたずらに時間の過ぎるにまかせていたのですが、発注した新 ThinkPad の納品が三月になるとの報にふざけるんじゃねえとキャンセルしてあらためてほぼ同等性能のASUS ZenBook 14を発注したところ年明け前に届いたので、心を入れ替えて制作を再開、結果 2020 年最初の作品となりました。しかし環境の構築が地味にめんどくさい……まだ完全には終わってません。…
そんなわけで M01D の新曲、"Marine snow reflection"を公開しました。冒頭のシーケンスフレーズを思いついて、これは全部シンプルな波形で構成するのがいいよね、と言うことで矩形波とか鋸波とかサイン波とかばっかり選んで形作っていけばチップチューンになるだろう、と甘い見込みを立てて進めたところ、どういうわけか最終的には似ても似つかないものになりました。あれえ?……まあテンポ感とかトレモロがないとかいろいろ原因はあるわけで、自分がジャンルベースでものを作っていないことをあらためて意識した次第。動画のほうはジュリア集合のスタディ。GLSL の勉強で作ったもので、サウンドビジュアライゼーションではありませんが今回のような曲調にはあっているかなあということで。…
というわけで M01D の新曲、"With impatient heart"を公開しました。二管とベース、ドラムの基本パターンを思いついてメモして、ハイハットのニュアンスをうまく出したいなーと思いつつほったらかして、今回あらためてまとめてみました。生楽器のシミュレーションで済ませたらつまらないなーと思って最後にオケヒットとスクラッチを入れたり、テーマに戻る構成はつまらないなーと思ってぶった切ったり、適当に好き勝手にやったのでよくできているかはともかく個人的には好きな感じになりました。もうちょっと長くなってもいいんじゃないかと思うのですが、どうも手癖で作るとこれくらい(100 小説ちょっとくらい)になるようです。…
というわけで M01D+GUMI の新曲、"星屑降る地より"を公開しました。拙作にreminds me of the synth in bjork tracksとのコメントをいただいたこともある私ですが、ビョークはDebutとPostをリアルタイムで、リリース後しばらくしてからmedúllaを聴いたくらいでよいリスナーとは言えませんでした。エレクトリックミュージックの創作に携わるものとしてこれではいかん、と一念発起してhomogenicとvespertineを入手したのが今年の冬、結果生まれたのが本作の A パートの原型。しかし途中でおおきく展開させたくなって、結果ビョークとはだいぶ雰囲気の違うものになったように思います。ピッチスナップモード初使用作で、音程が低いとあんまり効果的に機能しないということを学びました。全体にディレイをかけたのはお察しのとおり YMO"UT"を想起してのものでございます。…
次は四つ打ちじゃないものにしようと記してから程なくして MUTE BEAT"After the rain"のイントロから想を得たリズムを思いつき、イントロのベースとコードをあらかた固めたて A パートのメロディを入れシーケンスを入れ、展開を決めてというかたちで述べ一週間ほど、実質数日でかたちになりました。速い! 歌ものにしようかともちょっと思ったのですが、メロディをかなり自由に決めたのと音色が気に入ったのとでインストのままで行くことに。インストのほうが小品ぽくってよいかなと思うのですが、さていかがでしょうか。…
フレーズの断片がたまっている状態なのですこし片付けないと、ということで 2018-03-19(Mon)にメモしておいたベースとドラムのパターンを引っぱりだしてきて完成まで持っていきました。最近作成していた四つ打ち系の曲はベースを動かさないことが多かったのでそこは意識して変えて、構成も手癖にしないようにして、とは言ったものの劇的に違うというほどではないですね、むう。ビブラートや時間的変化のある音色を選んで、自分では聴いていて心地よい曲になりました。M01D の音色にビブラートのかかるものがあると気づいたのはいつだったかなあ。…
前回「次は歌ものを目指したいところ」と書いたものの特に進行中のネタがあったわけでもなく、さてどうしたものかと過去のフレーズの断片をいろいろ聴きかえして、2017 年 3 月記録のフレーズを引っ張りだしてきました。A メロとリズム隊だけでドラムがいまの耳で聴くとちょっと違う感じだったのでまずドラムを詰めて、その後全体の構成をおおまかに決めてミュートギターを入れ、その後シンセ系を入れていったみたいな感じです。さすがに手癖がすぎるか、とできあがってみてちょっと反省。動画は例によってキャラミん Studio他で作成。これも手癖ですねえ。いろいろ使いづらいところもあるし新機能追加の余地もあるし、なのでキャラミんバージョンアップしてくれるといいのですが………
というわけで M01D の新曲、"Signals behind our minds"を公開しました。ベースとハイハットが決まったので決まり、極端にパンを振ったオルガンをアクセントに入れてこれ以上はなし、みたいな感じであとは手癖なのですが、いかがでしょうか。ベース主導なので当初はちょっと展開を作ろうかとも思ったのですが、こんな感じならまあいらないかな、と。できればラッシュのThe Big Moneyみたいなシンセを入れたかったのですが、これはいい音色がありませんでした。残念。動画は極端なパンからShallow Meditationで使ったサウンドビジュアライザーを仮当てしたところ「これでいいじゃん」という気になったので色だけ調整してまとめました。このビジュアライザー、個人的に気に入っているから使用回数最多なのですが、私以外の人から見たらたいしたことのないつまらないものなんでしょうねえ。まあいいや。…
というわけで M01D+GUMI の新曲、"劣等感に悩む僕らの存在感はいつも希薄で"を公開しました。就寝直前に最近ではめずらしくサビのメロディを思いついてあわててメモして寝たら翌日から二、三日であらかたかたちになるという、制作が非常にスムーズに進行した作品です。まあ手癖で成りたっていると言えなくもないわけですが、作りながらメロディが高野寛やくるりっぽいかなあなんて思っていたので、ちょっといままでと違うところはあるのかもしれません。歌詞のほうは、最初のフレーズはメロディにくっついて出てきた感じで、最近の若者っぽい雰囲気の気がしたのでそのままタイトルに使うことにしたのですが、おかげで英訳に苦労したという………
そんなわけで M01D の新曲、"Still sealed"を公開しました。思いついたベースのフレーズを元に発展させていったいつものパターンで、前作が拍子で展開を作っていったので今回は原則動かない方向にしようと進めていったらなんだか長くなりました。何気に普段使わない音色を使おうシリーズだったりもします。Universe なんて今後使うことあるかなあ。いつもなら M01D 作品には録音後薄くリバーブをかけるのですが、今回は iZotope Ozone 8 Elements で調整しただけにとどめました。全体にビンテージリバーブがかかるなかベースだけドライなのが対比としておもしろいのではないかと思ったのですが、さていかがでしょうか。…
というわけで M01D の新曲、"Compulsive Impulse"を公開しました。これは拍子のスタディです。俗にエレクトリックなダンスミュージックのことを四つ打ちなどと表したりしますが、拍の頭と裏を適切に強調してやれば四拍子でなくてもダンサブルになるのでは?とここしばらく考えていて、三拍子のベースのフレーズを思いついたのでここぞとばかりに四拍子や五拍子をあわせてみました。違和感なく聴けると思うのですが、いかがでしょうか。七拍子を入れられなかったのが心残り。音楽的にはHard to Protectと同系統ですね。動画はProcessing謹製、(パーリン)ノイズまみれの代物。立方体の Y 軸方向の配置に回転に色相の変化にと節操なく使っています。サチュレーションはキックの検出で、立方体のおおきさはハットの検出で制御。640x360 での出力を HD に拡大している関係もあって(fps は 20)モアレも出て黎明期のコンピューター・グラフィックみたいな雰囲気が出たかなと思うのですが、いかがでしょうか。リアルタイムで HD24fps で描画させるともっときれいなんですが、いかんせん動画作成の処理が追いつきません……。興味のある方はそのうち更新されるであろう…
というわけで M01D+GUMI の新曲、"茜射す空に"を公開しました。ベースのフレーズを思いついてリズムと組みあわせて、手癖みたいにギターを入れてさあどうしようとなったのですが、シンセブラスを入れることでなんとかかたちになりました。構成なども、普段と変わらないように聴こえると思いますが、これでもけっこう悩んではいるのです。最近ちゃんとして歌もの作ってないなあと思って歌ものにしたのですが、インストのほうがよかったかも。動画は、本当にもう最近はネタがないのですが、なんとか思いついたアイディアを頼りに作りながら考えて、ひとまず最後まではたどりつきました。後半息切れしているように見えるとしたらこんな泥縄式で作っているせいです。もうすこしなんとかならないものか……(<-他人事みたいに言うな)…
M01D+Eleanor Forte の新曲、"Lights in Cities"を公開しました。キーボード・マガジンが2018 年 10 月号 AUTUMNで YMO トリビュート・ソングを募集したのですが、条件がカバー不可・サンプリング禁止と厳しく、さて自分ならどうするかと考えてみたのがことのはじまり。まあ当時メンバーが夢中になったテレビゲームの末裔である携帯ゲーム機で作ればどんな曲でもトリビュートだよね、と途中で開き直ったので気持ちトリビュートみたいな感じでしょうか。構成と音色の選択にその片鱗があるかと思います。
M01D の新曲、"Simulacra Stampede"を公開しました。OX-Project【モノクロケイカク】という同人音楽レーベルが M3 開催直前(締め切りは当日朝まで)に募集した楽曲を開催日に会場で CD-R に書きこんで頒布する、通称会場焼きコンピという企画を毎回行っていまして、本作はその 2018 年秋のコンピへの応募作になります。これまでは既発表曲で参加していたので念願の新曲での参加。お座敷を意識して EDM を目指したのですが、まああくまでそれっぽいにとどまりますね。EDM 風の楽曲の特徴の基本は連打とボリューム・ピッチ・フィルターの変化だと思いますが、M01D だとスムースな変化はむずかしいですし、連打も 32 分音符までやることはないかとつい思ってしまいました。拙作の中では異色作で、今後は同様の作品は作らないと思います……たぶん。…
M01D の新曲、"Mountain cruising"を公開しました。リズムセクションと金管のフレーズまではすぐまとまったのですが、エレピでメロディを入れはじめたところ収拾がつかなくなっていったん断念。数ヶ月間時折思いだしたようにちょっといじってはまたあきらめるを繰りかえしたのですが、ミュートギターのフレーズと展開を思いついたことでなんとかかたちになりました。思ったより短くなったのは内緒。サックスの音色ははじめて使いましたが、この音域だとそれなりに聴こえますね(もっと低いと私の能力ではかなりつらい感じにしか聴こえない)。
GUMI+M01D の新曲、"Rainbow Future"を公開しました。某ボーカロイドクラブミュージックコンピレーションの作品公募告知を目にしたので応募できないものかとぼんやり考えていたところ、A メロとベースのパターンが思い浮かんだので四つ打ちにしてどんどん組み立てていきました。本人としてはハウスミュージックにしたつもり、ですがハウスにしてはベースの音色が生楽器すぎてフレーズが動きすぎですね。すいません、クラブミュージックってよくわかってないんです……。当然のことながら公募は選に漏れたので供養のために公開。動画は例によってキャラミん Studio
リズムを思いついて、ついいつものパターンのベースを入れてしまって、ブンブンサテライツの"FOGBOUND-FLIT THROUGH-"を連想したのでリズムのバリエーションを増やしてそれっぽい音色を選んでまとめました。歌ものにすることもちょっと考えたのですが、適切な言葉とメロディがまったく浮かばなかったので断念。日本語以外だったらうまくいったかなあ。制作終盤になってエディットバージョンのネタも思いついたのでついでに公開。切り貼りした結果をT-RackS CS OPTO Compressorのプリセット(3dB Hard Comp)に通し、さらにOzone 8 Elements…
例によって A メロを思いついてしばらく放置していたものを手癖でまとめたもの。これも例によって VOCALOID に歌わせる段になってようやく音域が低すぎることに気づくわけですが、過去の作品とくらべるとパラメーター設定やらオートメーションをこまかく書くやら(VOCALOID のダイナミクス(DYN)パラメータ調整よりもこちらのほうが確実)で多少は聴きづらくなくなっているのではないかと思います。もちろん本当はそんな手間をかけるよりきれいに聴こえる音域におさめるべきなのですが……。転調しないのは意地。なお今回は図らずもいつもと違うスケールになりました。…
ベースのフレーズを思いついて、というかほとんどブンブンサテライツ"Dive for you"のイントロのパラフレーズなのですが、リズムを入れる段になってドラムンベースっぽくするといいんじゃないかという気がして、いろいろこねくりまわした結果こんなふうになりました。当初は"Dive for you"同様歌ものにする手もありかと思っていたのですが、最初に入れた上ものがそんな感じにならなかったのでワンパターンで押し切る感じに。こんな速い bpm はじめて、と思っていたのですが、Machine Age Dreamのほうがもっとずっと速かったのでした。動画は例によってProcessing…
昨年 11 月に思いついていたアルペジオとベースのパターンを一曲に発展させました。当初は三拍子と五拍子のポリリズムにしようともくろんでいたようなのですが、あらためて考えるとたいへんそうなので都合よく忘れることに。アコースティック楽器の音色を多用(なので普段使わない音色を使おうシリーズに属しています)していますが、フレージングの発想が実際の楽器ベースではないので生演奏はたぶんできないと思います(そもそもミュゼットでどんな楽器かリリース準備するまで知らなかったり……)。でもこんな感じの曲が街角で流れてたらいいなあ。動画は最近やってなかった一枚絵もの。パーリンノイズでいろいろやった結果です。前面色は、普段は…
最初のギターリフがベースとドラムを呼んだので B までは素直に作った感じ。C と間奏に入るところはすこし迷いましたが、まあ手癖でいいかという感じですね。歌詞も手癖ですが、なんかあいだにいろいろ入って時間もかかり難航もしました。発想を変えたほうがよいのかもしれません……本作は微妙に"普段使わない音色を使おうシリーズ"で、いつか使ってやろうと虎視眈々と狙っていたオケヒットを使えたので個人的には満足です。ええ、METAFIVE"Don't move"の影響は否定しません。動画は"Distorted outdated engine…
このところデリック・メイ"Innovator"やジェフ・ミルズ"Metropolis"をよく聴いていたので、その影響が作るほうにも出たようです。とはいえデリック・メイならもっとあおるでしょうし、逆にジェフ・ミルズならもっとクールに抑えるでしょうから、中途半端な感は否めないところ。その最大の要因である終盤のベル系のフレーズは、しかしフレーズとしては個人的にはけっこういいと思っているので、まあこれはこれでありなのではないでしょうか。動画のほうは"Shallow Meditation"のカラーバリエーション(#391A40)。あれがいいじゃん!と音を作っている最中から思っていたので迷わず採用しました。でもサウンドヴィジュアライゼーションはちょっとあたらしい展開がほしいところですねー(<-自分で言うな。…
最近フレーズばかりがたまっていく状態ですこしは作品に仕上げないとと構成がぱっと見えたものを取り急ぎまとめました。あえて単調にしたのを逆手に取ってmini kaoss pad 2でエフェクトをがっつりかけてやろうかと思ったのですが、試してみたところやりすぎかあまり効果がないかの極端になってしまったため断念。ブレイク部分にリバーブとコンプレッサーを強くかけて妥協しました。タイトルは布団の中で起きるのやだなあと思いながら考えました。動画はShallow Meditationのバリエーション。HD(1280x720)解像度で 24fps で動かすとライブ会場のレーザーライトみたいできれいなのですが、私のスキルでは動画に落としきれないため 640x320 の 15fps で妥協。だいぶぼけてしまいましたが、これはこれで昔の VHS ビデオみたいな味があっていいか、と自分をなぐさめております。…
最近KORG M01Dのアコースティックピアノとリバーブの組みあわせがお気に入りで、本作は"Under the Riuns"に続く流れです。今回はテープストリングを加えたのが基本。本体で鳴っている雰囲気を大事にしたかったので、録音後の編集はレベル調整を除きしていません。すこし耳に痛い感じかもしれませんが、ご容赦を。動画のほうは"Melt into"の発展形というか単純化というかで、取りかかる前は生煮えのアイディアしかなくてどうなるものやらまったく先が見えなかったのですが、仮に"Melt into"のビジュアライザーで試してみたらもうこれしかない!というイメージになったので、あとはさくさくと整理して固めました。ダイナミクスの差の激しい曲はもう全部これの色違いでいいんじゃないか、なんて思ったりして。まあ実際にはもうちょっと複雑なこともしたいので、試行錯誤はまだまだ続くことでしょう。…
A パートのベースを思いついて、これは歌ものだなと思ったもののリズムを入れてもシンセを入れてもメロディが思いつかず、最後になって頭で考えて入れはじめたらえらく譜割りのこまかいメロディになってしまいました。言葉をあわせるのがたいへんなのでこまかくしたくないと先日思ったのですが……。構成が短めなのはその影響もなくはないです。そんなわけで歌詞はあいかわらず苦労しましたが、いくつか思いついた言葉から『増補新版 ブラック・マシン・ミュージック』の読後感をベースにすると決めてからは方向性については迷いはなくなりました。クラブ・カルチャーに縁遠い人間にも影響を与える(むちゃくちゃおもしろい!)『ブラック・マシン・ミュージック』は名著と言ってよいでしょう。音楽自体はクラブ・ミュージックでないところがあれですが。…
これは苦労しました。曲は手癖の範囲で済みましたが、まず歌詞で難航。歌ものはひさしぶりということもあったかと思いますが、最近口の開きかたなんかが気になりだしたりしまして、なんかそのまんますぐ言葉になるという感じじゃないんですよねえ。なんとか歌詞をかたちにして Megpoid に歌わせてみたところ、今度は音域低すぎ問題が発覚。まあぎりぎりのあたりで歌わせるのでははじめてではないのでこれまでの経験にのっとってライブラリの選択とジェンダーファクター調整を行ったのですが、今回は一部歌詞で低域のイレギュラーな増幅が発生して取れません。しょうがないので VOCALOID4 Editor での手当てはあきらめて DAW の EQ 低域をばっさりカット。結果当然のことながらダイナミクスが大幅に変化したので、普段書かないくらいこまかくオートメーションを記入、これでようやくまとまりました。他にヘッドフォンで行った仮ミックスをスピーカーで聞いて根本的に変更したりもして、うーむ、なんでこんなに苦労するのか、ぜんぜん成長してない気が………
業務中にバスドラとリムショットの基本的なパターンを思いつきまして、反芻していたらベースやピアノパッドやのフレーズも思いついてあっというまにかたちになりました。忘れずにいるのがたいへんで、業務終了後コンビニのイートインコーナーに駆けこんで急いでメモ。記録し終わったときにはほっとしたものです。その後他のものを並行して進めたりしていたのでちょっと停滞したのですが、十一月に入って専念することで完成にこぎつけました。動画のほうは、3D オブジェクトをまわすのがまず第一目的。自作 Sound Visualizer を作りなおしはじめてから…
最近フレーズ思いつきモードになっていて、これも美術展を鑑賞していたら後半のアルペジオが出てきたもの。忘れないように頭の中で繰りかえして鑑賞後コーヒースタンドに飛びこんで(<-誇張あり)メモしてみたら普通の譜割りじゃなかったので、頭をひねりながら他の音を置いていきました。テンポは一定でグリッドには収まっています。また音色 A.Piano に深めの内蔵リバーブがうまく効いたのでレベルをノーマライズした以外はそのまま、録って出し。こういうの、個人的には好きなんですけど、まあ世の中的には受けないんでしょうねえ。タイトルは、特に意識しなかったのですがスティング"Fortress around your heart…
KORG M01Dでのインストはひさしぶり。基本パターンは今年の二月に作成していたのですが、その後ほったらかしにしていたのでした。最初のモチベーションはいつか使おうと思っていた音色 BowBowBass の使用で、展開を作りたくなかった(特にベースは動かしたくなかった)のでトラック出し入れ系でまとめ、トラックに余裕があったのでロングトーンで音色が変化する LPFSweep と HPFSweep も併用して普段使わない音色を使おうシリーズの完成、という感じです。本当はメロディにあたるフレーズを入れずになんとかできないものかとも思っていたのですが、力不足で及ばず………
出だしのベースのフレーズを思いついたのでそこから順番に固めていきました。後半もうすこしこった構成にしようかとも思ったのですが、言葉数が多めだったのでくどくなってもいかんということで短めに済ませることに。しかしなぜ私はこんなにギターの音色を使いたがるのでしょうか。歌詞は、アニメの主題歌みたいにしようかと思っておおげさになるようにしてみたつもりですが、さていかがなものでしょうか。動画もおおげさになるように、キャラミん Studioの生成モーションに『まるごと FREE でつかえる動画素材 123neo』と『まるごと FREE でつかえる動画素材 123 FULL…
Phase Transitionリリースの際に某氏にCulvertへのお褒めの言葉をいただきまして、調子に乗ってレゲエっぽいリズムから発想。しかしあがってみたらあんまりレゲエって感じじゃなくなりました。まあ真夏の雰囲気は出せたんじゃないかと。曲も歌詞も普段よりはのんびりした感じになったので、動画も気楽に作りました。キャラミん Studioでモーションをがっつり入れたのははじめてかも。次はインストの可能性高し。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)2018-02-08(Thu)追記: この曲を含むアルバム"Snapshot"をリリースしました…
冬のある日の外出間際に C メロの元になったフレーズを思いつき、あわててメモしてとりあえず外出して、その後比較的間をおかずに手をつけたのですが、そのときはあまりいい感じにならなかったのでとりあえず保留にして、いまになってあらためてかたちにしてみました。最初考えた A メロを破棄したりテンポを早くしたりでけっこう変わってます。今回から PC での作業はWaveformです。Tracktion 5 からも期間限定でアップグレード価格で購入できるという案内が届いたので、Waveform というよりはバンドルのDAW Esseintials Collection目当てでつい買ってしまいました。機能的に SONAR Artist との併用が必要かと思っていたのですが、とりあえず今回の範囲では問題なし。むしろ DAW Esseintials Collection のほうに慣れるまで時間がかかりそうです。でもまあ DAW もスキュモーフィズムデザインの時代じゃないですよね。…
最初の決め一発勝負の曲で、途中ちゃんと展開させようかとかメロディをつけようかとかちょっと迷ったのですが、押し切ったほうがよかろうということで短くまとめました。音色もシミュレーション系のみ使用。ギターはそのうち誰かに弾いてもらえるといいなあ。あ、あと貧乏性が鎌首をもたげたのでT-RackS CS Opto Compressorを軽くかけてあります。動画は、Hard to ProtectのそれをベースにSmooth Streamの実装を反映させて調整したらえらく派手になりました。曲調にあった狙いどおりの感じで気に入っております。次は歌もの希望。しかし最近はインスト脳………
某超有名曲のフレーズを元にしたリフを思いついて、ミニマルなテクノの長い曲を目指したのですが、物足りなくなって長めのフレーズを入れたらぜんぜん違う方向に行ってしまって、結局最初に思いついたリフは登場する機会がなくなってしまいました。まあそういうこともあるさ。前回のインスト同様リバーブはTracktion 5でかけました。すごく薄いので特徴は出てないかも。動画はまたもやレベルメーター系。パーリンノイズで揺らしてちょっとおもしろい感じになりました、が、あんまり汎用的じゃないかもしれません。次もインストです。たぶん。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)…
元ネタは昨年11月に思いつきまして、構想もだいたいまとまったのですぐにできるだろうと手をつけたのですが、思いがけず難航したので今月まで放置してました。弾き語りをイメージしたのが敗因。M01Dのギターの音色ではさすがに力不足で……。PCのDAWでなんとかしようかとも思ったのですが、そんなに音源持っていないのでした。気を取りなおして再挑戦して、まあ聴けなくもないところまでは持っていけたかなあという気がしないでもないのですが、さていかがでしょうか。ずっと聴いてると慣れちゃって自分では普通に聴こえるようになっちゃうんですよねえ。制作は、慣れているTempo Delayが使いたかったので…
仕事行きたくないようと布団の中でまどろんでいるなかでベースのフレーズを思いつき、とりあえずM01Dに入力して試しているうちにいままで使ったことのないPowerChordという音色を発見し、三拍子と五拍子のコンビネーションにすることにしたところでだいたいかたちになりました。上ものはあまりフレーズが思いつかなくてちょっと苦労しましたが。リバーブはTracktion 5でかけました。ちょっと癖が見えた気がするので、もう使わないかも。同社のDAW Essentials Collectionの購入を検討していて、メディア・インテグレーションが早く販売開始してくれないかなあと思っているのですが、さて………
入浴中に思いついたメロディが忘れずに残ったのでまとめてみました。歌詞も「街が色褪せても君は鮮やかなまま」という部分はほとんどくっついて出てきたもの。実は音域が Megpoid に向いてなかったりでそこそこ苦労しまして、やっぱりインストのほうがよかったかなあと思わないでもなかったり。制作にはTracktion 5を使用しました――と言いたかったのですが、オートメーション編集機能がよくわからず断念。今回もSONAR Artistです。オートメーションの件は把握したので、次こそは。iZotope Neutrinoも、今回は試してはみましたが使いませんでした。ボーカルに指定してみたところ、あたりは柔らかくなったものの替わりに歯擦音が気になるようになった印象だったので。…
今年は途方にくれるくらいメディアの送り手側の訃報、それも突然のものが多くて、自らの行く末に思いを馳せずにはいられませんでした。自分だっていつ死んでもおかしくない歳なのだとの思いも強まりました。今年はSoundCloudでの再生数が Group 機能提供終了後雀の涙くらいに減り、なかなか気分も上向かないのですが、稚拙ではあっても完成度が低いと思われたとしても人目の触れるところにおいておけば誰かに届くかもしれない、そう思って来年も同じように活動するか、などと考えたりしています。作品のほうは前振りとは関係なく、思いついたベースのフレーズを手癖で発展させていったもの。基本のリズムとメロディを決めて、転調することにして構成が決まって、コードやシーケンスを詰めていった感じ。めずらしくコンプレッサーとかフェイザーとか使って加工してみました。冒頭のコンプレッサーはもっと下品なくらいかけたほうがよかったかなあ。フェイザーは…
終盤のベースのフレーズを思いついたので、まずリズムを考えて、イントロの矩形波フレーズをくっつけて、音色はシンセ系にそろえようと決めてその他をそろえた、と言う感じです。構成は手癖、というかメロディを入れるとどうしてもミニマルに徹しきれなくなってしまうというか。そのうちだらーっとしたものでも作りますか。動画はずいぶん前に作ったもので、基本は周波数ごとのレベルメーターですが、直線ではなく曲げるのと重ね描きするのとでちょっと変わった雰囲気を狙ったものです。あらためて見るとすっきりしすぎている気もしましたが、せっかくなので世に出しておこうと。次は歌ものとインストのどちらでしょうか……作りかけてまとまらないインストがあるのですが、歌ものの構想もまとまったものがあったりするのです。お楽しみに。…
最近短いベースのフレーズばっかり思いつくのですが、これも某所で食事していたときに A パートのベースフレーズを思いついて、そこからドラム -> メロディ -> 構成 -> 残りのパート、みたいな感じで発展させていきました。ベースが動きまわるので構成はシンプルにする感じ。最近短い曲ばっかだなあ。歌詞はとっかかりがつかめずに難航しました。結局『バットマン vs スーパーマン』をインスピレーションのネタにしてなんとか詰めこんだという感じ。そこに昔から暖めていたタイトルをあわせてみました。動画は例によってキャラミん Studio と HitFilm の組みあわせ。モーションとカメラワークにはもう関心がないのがばればれだと思いますが、今後はエフェクトでなんとかしのいでいこうという所存です。…
ウッドベースのフレーズを思いついたのであまり深く考えずに音を重ねていきました。当初は歌ものにする色気もあったのですが、メロディがかなり自由になったのでインストで完結させることに。音域を気にしなくていいのは楽だなあ。構成は、ちょっと迷ったのですが、この曲調ならあんまり複雑にしないほうがよかろう、と言うことで手癖で短く済ませました。動画は、最近おとなしめのものが多かったので、派手に動くものに挑戦。あんまり深く考えてなくて、ジェネラティブでもありません。引き出しも到達イメージもないに等しいので思いがけないかたちになっていくところが作る側としては楽しいのですが、見る側と共有できるかは別の話ですねえ。わかってはいるのですが。…
「次はインストです」と書いてあったことは忘れてください……と言いますか、インストのネタはいくつかあって、そのうちのひとつを完成形まで持っていくつもりだったんですけど、ベースのフレーズを思いついたらリズムもメロディも出てきて、三日くらいで全体まとまってしまったので、出し惜しみすることなく(<-そんなえらそうな立場ではない)出してしまおう、と……当初イメージは昔の音の悪いサンプリング機器での制作だったので音像を AM ラジオ風にしようかとも思ったのですが、そこまですることはないかと思いなおしてやめました。試しで mini kaoss pad 2 を通してみたりもしたのですが、ちょっとイメージとあわなかったりしましたし。…
結果的に C メロになった箇所をまず思いついて、そこから全体を組みたてていきました。ベースがなかなか決まらなかったりエレキシタールを入れそこねたりでいろいろ試行錯誤した結果がこれ。全体の雰囲気からなるべく淡々となるようにした結果、時間を計ってみたらすごく長くなっていてびっくりです。またボーカルの音域をまったく考えずに作ったのでちょっと苦労しました。Megpoid Whisper はそのままだと F2 あたりからこもった声になりますが、ブライトネスをプラスに設定すると解消されます。今回初の試みとして、マスタリングにLANDRを使用してみました。人工知能(って昨今のそれはかつてのそれとはだいぶ趣が違うので別の言葉を使ったほうがいいんじゃないかと個人的には思うのですが)がマスタリングするという話題のサービス。SoundCloud ユーザーは無料で 16bit/44.1kH の WAV が入手できるようになりましたので、まあ物は試しというやつです(別件で以前…
A メロと C メロの断片を思いついて、ドラムがくっついて、やたらと動くベースが決まって、という感じで組みたてていきました。A メロにははじめから"Listen to me, boy"という言葉がくっついていたので、当然歌詞はそれを生かすことになるわけですが。まあこれが難航しましてねえ。譜割りの多いメロディというのもありますが、とにかく言葉を埋めるだけでたいへんでした。おかげでえらく長い曲だと誤解してましたが、実際にはそんなことありませんでしたねえ。動画も今回は苦労しました。作りはじめる前はいろいろ考えていたのですが、曲とあわせてみるとストレートかつシンプルにやったほうがよさそうな感じがしたので、…
思いついてメモしたものの使いどころがなさそうでほったらかしにしておいた(どれくらいほったらかしにしておいたかというと、記録に残したのがWaiting forよりあとでUnfocused Illusionより前)フレーズが脳裏によみがえりまして、せっかくなのでかたちにしてみました。まあ手癖の塊ですけどね。音色選択の過程でほとんどが M1 バンクのものになったので、こちらもせっかくなので全部 M1 のもので統一。気が向いたらKORG Legacy Collection の M1で作りなおそう、という余計な考えもなくはないです。動画は、結果からうかがえるかはわかりませんが、やりかたをまったく変えました。…
これはまとめるのに苦労しまして、旅先で思いついたメロディを一生懸命忘れないようにしてアコースティックギターのアルペジオをベースにしたアレンジに仕立てようとしたのですが、そのときはうまくいかず難航。しばらくほうっておいて再挑戦して、ようやくなんとかなりました。ボーカル入れたら自分の予想以上にもなったりして。そのボーカル、Whisper と Sweet のダブルボイスにしてみたのですが、リバーブかけたら区別がつきづらくなってしまいました。残念。ダブルボイスはそのうち再挑戦します。歌ものの動画は最近はネタを思いつくのに苦労するのですが、今回はワンカットでなんとか乗り切りました。トラックのブレンドを"Color Burn"にしたのがうまくはまった感じ。ちょっと荒い感じがするところも、まあ味ということで。…
ベースのフレーズを思いついて、これはループ+トラック出し入れものだと思ったのでその方向で素直に作成したもの。音色的には iKaossilator のほうが向いてそうな気もしたのですが、iKaossilator でフレーズを思いどおりに操るのは私にはハードルが高いので、易きに流れて M01D 製です。iPod Touch でも動くようになったので KORG Gadget もつい買ってしまったのですが、さすがに画面がちいさくてまだちゃんと使っていません……動画は例によって Processing によるものですが、今回はサウンドビジュアライゼーションではありません。タイトルから思いついたイメージをパーリンノイズでシンプルに表現した、つもり。簡単なコードの割にはまあまあの表現かな、と自分では思っております。…
これはサビを思いついて、メロディとリズムは比較的早く固まったのですが、上物がなかなか固まらず難儀しました(まあ構成は手癖だしな)。いまでもこれでいいかよくわかりません。箸にも棒にもかからないような気もするのですが、聴きすぎて自分では判断がつかなくなってきたので、恥はかき捨てということで晒しておきます。動画は例によってキャラミん Studio。VOCALOID が V4 Megpoid なのでモデルも V2 版です。また今回はまじめにモーションを選択したので、カメラワーク以外の演出は入れてません。キャラミん Studio 本来の使いかたかと。次はたぶんインストです。…
別の曲を準備していたらギターの単音のリフを思いついて、と思ったら重ねるドラムを思いついて、出だしのメロディーを思いついてベースまで思いついてしまったので、ここまできたらと三日くらいであらかたかたちを整えてしまいました。まあ構成を手癖でやっているのがおおきいのですが。ここまでは去年の作業で、年末年始はだらだらとして、あらためて歌詞をなんとかかたちにして公開と相成ったわけです。年の初めの曲の歌詞がこれはどうよという気もしなくはないですが、まあいいか。個人的にはブルー・トニックの"THE FACE"という曲の影響を感じます……元の曲を聞いたことのある人はどれだけいるでしょうか。…
思いついたベースのパターンにあう音色が DW-BASS というやつだったので、いままで使いどころのなかった DDM110Kit を組みあわせて、1980 年代、安くなってきたリズムマシンとシンセをシーケンサーで組みあわせて鳴らすのがうれしくてしかたない、というあたりをイメージしてみたわけです。これまでの最速 BPM192 もベロシティの調整を一切行っていないのもそこからの選択、途中で音色が M1+S3 に変わるのはすこし下った時代をイメージして。……などと解説するのも野暮という感じですわな。ダサさを笑っていただければ幸いです。…
これは完成するまでなんだかずいぶん時間がかかった作品で、M01D のファイル管理上は"Unfocused Illusion"の次にメモを残していて、その後ほったらかしにしていたもの。手を加えようと思ったら"Indian Summer"になったり、そこからさらに「駅へ / 駅から」が出来たり、といろいろ展開はありましたが、肝心の元ネタは手つかず。いいかげんなんとかしないとと最近になって本格的に手を入れはじめたわけですが、それからもけっこうだらだらとかかってしまいました。なんか自分ではわからない理由があったのかなあ。理想を言えばコンガとアコースティックギターの弾き語りだけで構成したかったところなのですが、M01D で鳴らすコンガやアコースティックギターはそれだけだと残念ながら説得力にいちじるしく欠ける音で、しかたがないのでハープにしたりいろいろ音を入れたりで持たせることに。アレンジ能力がいちじるしく欠けるからだというのは内緒です。…
ベースパターンを最初の C パートくらいまで組みあげたところで他のパートを乗せていった感じです。ギターのフレーズが固まったところで話はもう決まったようなものですが、気がついてみたら和音を鳴らしているパートがひとつもないという……音色の選択が例によって例のごとしという感じなのですが、M01D の GUITAR/MALLET EX バンク 007 ChorusGtr はリリースを長くすると独特の効果が出るとはじめて気づきまして、10 くらいまで伸ばしてあります。完成形になったら目立ちませんでしたけど。…
これもベースラインから思いついた曲。はじめはすべての拍の表にバスドラを置いてハンドクラップをあわせたダンスミュージック系で構想したのですが、右チャンネルの単音ギターを思いついてしまったので途中でハードなファンク系に方針転換。結果的に音色等もあわせてLife Painfulの続編みたいな感じになりました。あそこまでシンプルじゃないですけど。最近シンプルなベースラインの繰り返しで押し切るパターンが多いかなあ。もうちょっとバリエーションも考えないと(<-とりあえず殊勝なことを口にしてみた)動画はベジェ曲線のスタディ。1280x720 のリアルタイム生成イメージはもっと鮮明でけっこうやったぜ!という感じなのですが、残念ながら非力なマシンではそのままでは動画にできず、縦横三分の二にしたものをあらためて拡大しています。ぼけてしまっているのはそのため。あまりおおきなサイズで見ないでいただければ………
……えーとですね。きっかけは YouTube で福島県立いわき総合高校吹奏楽部の演奏を耳にしたこと。吹奏楽アレンジなるものの存在を知って(『響け!ユーフォニアム』の影響はありません、たぶん)、これならコンボ編成によるダサいカバーもありなんじゃないの?と思ってしまったわけです。それを実践してしまうあたりが私のろくでもないところ。ダサいカバーなので三連符はどこかに消えて、ピアノも楽してばかりいます。しかしDance All Nightにくらべれば遥かに原曲に忠実。ほんとですって。まあ来るべき世界には勝てませんけど。動画は、Processing でビジュアライズするのもなんなので、ありもの徹底活用で次の書籍の素材をつなぎあわせました。…
リズムとクラビネット入れたあたりで放置していたのですが、ピアノのフレーズを思いついたことで進展。あんまり展開するかたちでもないよなあ、ということで要素出し入れ系で落ち着かせることに。DS-10 でよくやったやりかたですね……そこ、ありきたりだとか言わないように。本人もよくわかっているんですから。動画は、ネタ切れという感じでもうありもでもいいかという気もしたのですが、ちょっと試してみたネタが思いがけずいい感じになったのでそれで。しかしマンネリ気味なのはたしかなので、すこしあたらしい情報を仕入れたいところです。(これまでの作品は「…
目覚め前、まどろんでいるときに浮かんだメロディをなんとか忘れずに書き留めてベースにしたのですが、できあがってみたらメロディから構成から音色の選択から言葉から手癖の塊みたいになりました。ふん、手癖で何が悪い(<-開き直るな)。でもさすがに次の歌ものはちょっと展開を考えよう……動画は例によってキャラミんStudioで生成してHitFilm 3 Expressで編集したもの。カメラワークのスタディのつもりだったのですが、なかなかうまくいきません。動画のほうは到達したいイメージが強くあるわけではなく、操作の中で落としどころを見つけていくみたいな感じで作るので、なんとなくこれでいいかというところで落ちついちゃうんですよねえ。もっとイメージを豊かにしないとなあ。…
最初にベースのフレーズを思いつきまして、これは展開させずに押し切るべしと全体を構想。ギター以外のほとんどのパートを入れた一小節のパターンを作ったところでしばらく寝かせ、ディストーションギターとフィードバックギターで左右をふさいでほぼ完成、という感じでした。今回は3DSからの直録りそのままでリバーブを追加せず、音声ファイル版は普段入れている前後の無音部分も入れていません。これはリピートで無限に続けられるようにするためです。もう精神的に辛いときにずーっと聴いていたい気分です。動画はCulvertで試した六角形をさらに回転させたもの。もうすこし要素を増やしたりもしてみたのですが、うるさくなるだけの気もしたので結果的にわりにシンプルにまとめました。よく見ていると中央付近に見慣れない図形が登場したりするのでくりかえし見るのもおすすめです。…
以前書き留めておいたメロディの断片を引っぱりだしてきてあれこれいじくりまわしてかたちにしたのですが、気がついたらだいぶ違ったものになっていて使ってない断片がまた残ることに。まあまたそちらはそのうち手を入れることにします。おっと、こちらの作品自体についてもコメントしなければ。とは言うものの手癖で作っている感が強くあまり話すことはなかったり。前作はあたらしいことに挑戦した感がありますが、メロディ主導で発想するとベースがきっちりと対応して固まるのでなかなか違うかたちにならないんですよねえ。構成がシンプルで曲が短いのがとりえ、構成を除けば「…
思いついたベースパターンをしばらく頭の中で繰りかえしていたらメロディが乗っかり、そのメロディがトランペットにするしかないという感じだったのでミュート・ビートをイメージモデルにして全体を構成してみました。私にとってトランペットと言えばミュート・ビートですから。M01Dの音色じゃしょぼくなるだろうなあと思っていたのですが、ダブっぽく深めにリバーブをかけたら聴けるようになりました。最初と最後のディレイはミックスでの操作です。しかし振りかえってみると楽曲的には三原重夫さん渾身の一枚である『STALIN』のほうにより影響を受けているようにも思います。「見せたくない」とのベースの類似という表面的な側面もありますが、より本質的にはコードシンボルに頼らない作品作りという点において。「…
私の記憶にまちがいがなければ基本のパターンは一度はM01Dにメモしておきながら上書きで消してしまったもの。ふたたび思いだしたということはそれなりに印象に残っていたということなのでしょう。音色のチョイスは手癖なので、SEを入れてすこし目先を変えてみたりしたつもり。五月の連休に菊地成孔+大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』を読みまして、その影響で半音使いもちょっとだけ試みたりしてます。本のほうはおもしろく読んだだけなので理屈は一切身についていませんが(<-いばるな)、いわゆるコード進行に縛られないやりかたにも理はあると納得できたのは収穫でした。いや、私のやっていることはでたらめですけどね。…
イントロのフレーズとベースのパターン、リズムの間が空くところを最初に思いつきまして、ベースのパターンからこれは中期YMOの影響を表に出そうと生音系排除で音色をチョイス(ドラムはDDD-1)。デジタルリバーブ使用もその時点で確定。アレンジは当初難航したのですが、途中でO.T.T.という言葉が脳裡をよぎり十六分音符を基本にしたらどかどかと進みました。すごーくひさしぶりにカオスパッドでフレーズを作ったりして。構成は行くとこまで行ってしまえという感じ。メロディは後付けで、比較的抑揚が少ないのでMegpoidに歌ってもらいました。普段はブレスの位置を気にしたりするのですが、今回はなにしろO.T.T.なので機械的に聴こえたほうがいいと一切考慮せず。それでもあんがい機械的には聴こえないものですね……歌えって言われたら泣きますけど。歌詞が聞き取りにくいとしたらそれも若干は意図的なものです。…
つるっと出てきたAメロと言葉を元に全体を構成してかたちにしました。なかなか決まらないなあと思いながら作業していたのですが、結局使い慣れた音色をあてはめていったら整ったという……。途中いろいろ試行錯誤したものの、最終的には音数の少ない状態に落ち着きました。ちなみにイントロは最後。タイトルは、思いついたときは造語だと思ったのですが、調べたら辞書に載ってました……とほほ。ぎりぎりになってSONAR X3 Essentialを買ったおかげで新SONARへのフリーアップグレードの案内が来たのですが、作っている最中だったので今回はX3 Essentialのままです。コンプレッサーはsonitus:fxのほうがわかりやすくていいですね。逆にテンポに同期したディレイはTempo Delayのほうがお手軽。…
……スティングの"Straight to my heart"という曲のことを考えていたらつるっと出てきたフレーズを元にまとめたものです。その時点で長くなる素材ではないと判断し、シンプルになる方向でいろいろ検討。結果これまでの作品と似た感じになったかもしれませんけどまあいいじゃないですか、普段使わない音色も使ったりしましたし。言葉をタイプするまで日本語のVOCALOIDだと英語の"R"が発音できないことを忘れていたのは秘密です。今回からDAWはSONAR X3 Essentialです。バンドル版でありながら長いあいだ役に立ってくれたX1 LEへの感謝とサブスクリプション制移行への不安とレジストレーション期限に追いたてられたのとがないまぜになって購入しました。その後発表されたSONAR Artistのアップグレード価格より高くつきましたがいいのです気にしません。見やすくなった画面が好印象ですが、複数トラックの複数クリップをドラッグ&ドロップしたときに見た目が乱れたりしてなんだかなあという感も。…
汎用化しようと思って“Unfocused Illusion”のコードをいろいろ手直ししている際にcurveTightnessメソッドの存在を知り、周期的に変動させることで線に変化を加え、さらに描画の基準となる点の周囲に二重の円を追加。加えて背景を白にすることでイメージを一新しました。結果“Unfocused Illusion”よりも思わぬ動きが出てますますあやしい感じに。もちろん世にあまたあるビジュアライザーとは比較になりませんが、それでもひとつある水準は越したような気がします。音楽は動画作りをさぼっていた“Frozen Shore”。三拍子で遅いテンポというのも有効に働いている感じです。…
リズム隊とDW-PianoとDW-Clavのコンビネーションで作ったパターンが元なので、結果としては普段使わない音色を使おうシリーズになってます(前作は“Initial Revelry”)。DW-PianoもDW-Clavも単音だときびしい印象ですが、ディレイをかけたらがらっと変わりました。全般的に手癖になりそうだったのでいままでにない展開を狙いましたが、うまくいったかはあいかわらず心もとない感じ……年末恒例のKORGソフトウェア半額キャンペーンに今年は負けて、…
この曲も完成させるまでにずいぶん時間がかかっていまして、イントロのベースとドラム(クローズドリムショット)のコンビネーションを思いついてしばらく放っておいて、ベースのフレーズで曲構成をあらかた固めてまたしばらく放っておいて、メロディを乗せてまた放っておいて、でようやく完成させたもの。放っておいたのはコード担当パートが思いつかなかったらで、左チャンネルのギターのフレーズが出てきたことでなんとかかたちになりました。右チャンネルのコーラスギターの入れかたがどっかで聴いたような気がするなんてことは思っても言ってはいけません。歌詞は高橋幸宏氏(作詞は…
朝出社の用意をしているときにモチーフを思いついたので手早く記録して、ついでカリンバのシーケンスパターンを思いついたので重ねて、そのまま素直に発展させていきました。なので“Morning Grow”。ちょっと物寂しい雰囲気がこれから迎える冬の朝にあっているかな、と。音色は“Initial Reverly”とは正反対に好みのものを開きなおって多用。このあたりがどれも同じように聴こえる一因なんですが、まあいいじゃないですか好きなんだから。ただM01Dだけだと余韻があっさり気味だったので残響の長いリバーブをかけてあります。動画はベジェ曲線の制御点やカーブの開始点・終了点を最大音量の周波数とそのインデックスで指定したもの。厳密にやっているわけではありませんが、一種のレベルメーターになってます。本当にシンプルなことしかやってませんが、当初想定よりおもしろくなりました。残念ながらPCの性能の限界で8fpsでの生成で、24fpsだとまたちょっと見えかたが違ってくるのですが、お見せできなくて残念。…
D&B Kitを使ったパターンが組めたので、それを元に基本はトラック出し入れ系で行こうと決めて、バリトンサックスのフレーズを思いついたところで方向性が固まった感じ。ボイスは比較的初期に入れることに決めていて、これはテイ・トウワ氏のRadioの影響。コンガは最後、余った1トラックを無駄にしてもいいかなあと思っていたところで発案しました。パーカッションのフレーズはもうすこし使えるようになりたいところです。今回は動画はお休み。ネタはいくつか仕込んではみたものの煮詰まるまでには至らず……(これまでの作品は「はりぼてミュージアム…
このモデルデータは私の使っている VOCALOID、Megpoid WhisperのオリジナルであるMegpoidの発売五周年を記念して開設された特設サイトGUMI 5th Anniversaryで配布されているもの。他にHIGH SCHOOL GUMI 2014というサイトも開設されていまして(注意: リンク先は動画が自動再生されます)、そちらで配布すればいいのにという気もするのですが。振りつけも同じ、カット割りも同じ、HitFilm でのエフェクトも同じ、違うのはモデルデータだけです。あ、桜の花びらの散りかたはもしかしたら違うかもしれません。モデルデータの比較用にもお使いいただけるのではないかと思います。…
比較的長くてシンプルなベースのパターンを思いついたので、その繰りかえしで曲を形作ろうという試みです。「廻る夜明けに」と同じ発想ですが、すこしは技も増えたのであそこまでミニマムな感じにはなりませんでした。ベースの音はいつか使ってやろうと思っていたPick Bass。逆にキーボードやギターは使う音が絞られてきてしまってできればなんとかしたいところなのですが、こちらは好みや曲調もあるのでなかなかむずかしい………
冒頭のフレーズとベースのパターンをもっと速いテンポでDSN-12用に思いつき、ちょっと試してみたのですがまとまる予感がしなかったのでM01Dに移し変え、テンポを落としTronicaKitを導入して涼しく聴こえるようにしてアンビエント風味に方針転換。一方で使ったことのない音色をなるべく使うようにしたりして、自分の中では手癖とあたらしい試みが両立したかたちになりました。ボーカルの入れかたもあたらしい試みの一環のつもりで、歌じゃない声はこれまでほとんど入れたことがなかったので。歌がなくてもいいじゃんなどと言ってはいけません。動画はキャラミんStudioで作成したモーションをHitFilmで出し入れしたもの。キャラミんStudioはこの手のリズムが苦手なのかビート検出がまともに働きませんでした……まあはじめから通しで見せる予定はありませんでしたけど。…
これはするっと出てきたAメロと歌詞を発展させるのに少々時間がかかりました。最初のイメージからけっこう変わりましたが、普段使わない音色を使ったりして、これはこれでありかなと自分では評価しています。まあサウンドよりも言葉重視ですね。構成も歌詞から決めましたし。なお今回もリズムにはTronicaKitを使っておりますが、指定していない音が鳴る現象を確認……(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)2015-07-08(Wed)追記:VOCALOTRACKSから配信開始されました。2016-02-08(Mon)追記: この曲を含む…
イントロで音が回りこむところや中盤から右チャンネルで音が割れるあたりは意図した操作の結果生じたわけではなく、いわば副産物として発生した効果です。イントロの音の回りこみは常に生じるわけではなく、ロード後最初の再生や別のパート再生後などそれまでの操作に影響されて起きるようなんですが、発生条件は充分にはわかっていません。音割れは常に発生しますが、こちらもなんで起きるかはよくわからず。同時発音数が多いわけでもないのであとはリバーブの影響くらいしか考えられませんが、エフェクトを設定していないトラックにも影響があるんですよねえ。…
三連符のメロディを思いつきまして、M01Dは奇数の音符の取りあつかいが面倒なのでしばらくほうっておいたのですが、言葉のかけらが張りついていたので捨てるのもなんだし、かといって他のツールで作るのもどうか、という感じになったのでテンポを調整したりしてがんばってかたちにしてみました。他のツールで作るのもどうか、と思ったのはシンプルにまとまったアレンジを他のツールに持っていくほどもないと思ったりとかM01Dの使い方をもうすこし追いこみたいと思ったりとか、まあそういった感じです。二年前からこの時期はどうも気持ちが変調する感じで、詞にそんな雰囲気があらわれているように思います。作ってから高橋幸宏「神を忘れて、祝へよ X'mas time」を連想したりしました。まあ歌詞を書きはじめたときにクリスマスソングと言えなくもない感じにしようかという漠然とした希望はあったので、あたらずも遠からずというところでしょうか。書くのに苦労しましたけど。…
実はカバーしようと思っていた曲は他にあるのですが、リズムとかいろいろ思いついてしまったものでつい勢いで。ファーストアルバム収録のオリジナルにベストアルバム収録のニューバージョン、ライブアルバム収録の弾き語りバージョンに2011年の新録バージョンとご自身によっても何度も録音されているの分の悪いことおびただしいのですが、そのどれとも違う感じになるように、無機的な雰囲気を狙ってみました。貧弱に聴こえるM01Dのピアノやギター(しかもレガートに聴かせられない……)をどうするかはちょっと悩みましたが、これはこれで1980年代後半を感じさせてありかという気もしたので、ひとまずはこのかたちで。もしかしたらそのうち音色を差し替えて再挑戦するかもしれません。…
昨年の収穫は市川春子とfox capture planとの出会いで、今作が fox capture plan の強い影響下にあることは一聴あきらかだと思いますが、fcp みたいにはシリアスにはなりませんでした。たまたまかはたまた資質の違いか。動画はnanoblockのシンセサイザーとLED プレートの組みあわせをNikon COOLPIX P330で撮影したもの。灯りは LED プレートのもののみです。COOLPIX P330 は動画も撮影しようと思いつつ買ったものですが、いままではスチルカメラとしてしか使ってこなかったので、これでやっと当初の目的のひとつを果たせました。…
白黒のイメージは GIMP 2.8 の「フィルタ」-「芸術的効果」-「写真コピー」で生成。輪郭抽出するより線画っぽい感じになります。重ねたうしろ姿は例によって…
もちろん編成をそろえただけ(ただしヴィオラはM01DにないのでStrQuartetで代用)でアレンジ自体はいつもどおりの自己流です。本当にクラシックの編曲がわかっている方ならアーティキュレーション等を追及して生に遜色ない演奏にまでするところでしょうが、出自がまったく異なるわたくしは代わりにエレクトロニカ風パーカッションを追加。意外にあってる気がするのですが、いかがでしょうか。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)…
ギター一本弾き語りでいけそうな曲という狙いではじめてみましたが、そもそもギターのボキャブラリがないのでベース入れたりしないと持たせられませんでした。とほほ。そのうえ音域が Megpoid Whisper にあってない上に(下が推奨音程以下)VOCALOID の声だけというのはやはりきびしい……というわけでいつにもまして習作感が漂いますが、ここはひとつ大目に見ていただければ幸いです。メロディの流れとかコード進行とかいままでになかった感じの気がしますし。あ、動画は今回はネタが思い浮かばなかったので見送りです。
言葉とあわせて黙々と積みあげていった結果なので切り詰める余地はありません。とほほ。しょーがないので音楽的なネタはいくつか破棄。まあ別の機会で使うこともあるでしょう。たぶん。動画は例によってProcessingで作成、しかも1.5.1利用です。6月にリリースされた2.0からはMovieMakerクラスは取り除かれてしまったので……。しかし今回はじめて作成した動画がQuickTimeをクラッシュさせる現象に遭遇。試行錯誤を重ねたところ動画タイプの指定をMOTION_JPEG_AからMOTION_JPEG_Bに変更したら問題なくなりました。前にも書いたとおりMOTION_JPEG_AとMOTION_JPEG_Bの違いは判然としないのですが、なにかが違うことだけはわかりました……しかしだからどうしろと………
これもネタを思いついたのは覚えていないくらい昔で、といっても16ビートベースにしたイントロのフレーズとメロディとベースのアイディアくらいの話だったので、挑戦するにあたりあらためてコード進行と構成をまじめに追いかけたところ、その緻密さに感心することしきり。「アレンジの下山くんの才能はすごいと思う」という三原重夫氏の言葉をいまごろになって実感しました。まあ花田裕之氏入魂のギターソロを含むオリジナルと勝負になるわけはないので、一ファンとしてできるかぎりのことを目指してみました。いまはこれがせいいっぱい、という感じです。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)…
最近とは言ってもM01で作りかけだったものをかたちにしたので厳密にはちと前のものになりますが。なんだか冷ややかな感じが出た気がするので季節にぴったりではないかとも思ったりするわけですが、いかがでしょうかね。(これまでの作品は「はりぼてミュージアム」からどうぞ)
前者はすでにあったモチーフをまとめたもの。アコーディオンの音を使いたかったのです。数時間で作ったので、ミックスとかたぶん雑。後者はベースのフレーズを思いついてしまったので力まかせにかたちにしてしまったもの。完全に手癖ですな(<-他人事のように言うな)。このままM01Dに完全移行したいところですが、M01とM01Dのデータ交換ができないという予想していなかった制約が目の前に立ちはだかったので、とりあえず作りかけの曲をなんとかしないといけません。そんなわけでしばらくM01Dはおあずけかも。…
思いついたメロディをいじっていたら「廻る夜明けに」に似てなくもない感じになってきたので、ちょっと意識して似てるかもしれないけれど異なるメロディを目指してみました。「廻る夜明けに」は意図してシンプルな繰りかえしにしたので、こちらは繰りかえしにならないメロディの操作を試みたという感じです。結果として歌ものとしてはかなり無茶な音域になっております。自分でも歌えません…
実は、と言うほどのことはありませんが、「セケンノハテマデ」でひさびさにその名前を目にして以来しばらくベスト盤やら映画やらを買ってラッシュをよく聞いておりまして、たぶんそのあたりの影響で出てきたと思われるベースのフレーズをベースに、KORG DS-10でやり慣れたパターン組みあわせとトラック出し入れのイメージで全体を構成してみました。あんまりM01ぽくない作りかたじゃないかと思いますが、DS-10と違ってくりかえすフレーズをちょこまか変えられるのはやっぱり便利ですね。…
……くりかえしのフレーズが思い浮かんで、そのくりかえしのフレーズにコードがついて、メロディーをつけようと思ったらくりかえしのフレーズのほうになぜか言葉がついて、リズムもすっとついて、最後のメロディーも思いついて……となんだか芋づる式に組みあがっていきました。すごく盛りあがる曲にできそうな気もしたのですが、そこはあえて淡々とした感じに留めています。実は作っている最中に形容として「偽善系さわやかポップス」という言葉が思い浮かびまして。自分が歌うのではない分ストレートな物言いができるということはあるのですが、それを表層的に受け止められてもなあという気分もあったりして、ややこしくてめんどくさいですねこういう人間は。…